Y2026M04Q30|2026年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
GM 計数管式サーベイメータにより放射線を測定し、700cps の計数率を得た。GM 計数管の分解時間が100μs であるとき、真の計数率(cps)に最も近い値は次のうちどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
GM計数管は放電後すぐには次の事象を分離できません。非麻痺型近似では実測計数率m、分解時間τに対して真の計数率M=m/(1−mτ)です。分解時間を秒へ直してmτを無次元化し、真の計数率を求めた後で必要なら実測率との差を取ります。 数え落とし補正後の真の計数率Mは実測mより必ず大きく、mτが1へ近づくほど補正量が急増します。
解説
GM計数管は放電後すぐには次の事象を分離できません。非麻痺型近似では実測計数率m、分解時間τに対して真の計数率M=m/(1−mτ)です。
分解時間をτ=100 μs=0.0001 sに直し、M=m/(1−mτ)へm=700 cpsを代入すると、真の計数率はM=752.7 cpsです。
選択肢の確認
1.670
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。670 cpsは観測値700 cpsより小さく、数え落とし補正の向きが逆です。
2.690
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。690 cpsも観測値より小さいため真値になりません。
3.710
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。710 cpsでは補正が約10 cpsしかなく、nτ=0.07の損失を補えません。
4.750
○ 判定:正答(記述は正しい)。厳密計算752.69 cpsに最も近い値です。 数え落とし補正後の真の計数率Mは実測mより必ず大きく、mτが1へ近づくほど補正量が急増します。 分解時間をτ=100 μs=0.0001 sに直し、M=m/(1−mτ)へm=700 cpsを代入すると、真の計数率はM=752.7 cpsです。 未丸めの計算値を選択肢の精度で照合すると750となります。
5.800
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。800 cpsは補正しすぎで、式へ戻すと観測値は800/(1+800τ)=約741 cpsになります。
覚えるポイント
非麻痺型GM計数管ではM=m/(1−mτ)で真の計数率を補正します。分解時間τはμsからsへ換算し、数え落としは補正後のMから実測mを引きます。 数え落としを問われたらM−mまで計算します。μsをsに直し、分母1−mτを作ります。