Y2026M04Q35|2026年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
組織加重係数に関する次のA からD の記述のうち、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 組織加重係数は、各組織・臓器の確定的影響に対する相対的な放射線感受性を表す係数である。 B 組織加重係数は、骨髄より生殖腺の方が大きい。 C 全ての組織・臓器の組織加重係数の合計は、1 である。 D 被ばくした組織・臓器の等価線量に組織加重係数を乗じて足し合わせることにより、実効線量を得ることができる。
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正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
組織加重係数は確率的損害への相対寄与で、確定的影響の係数ではありません。赤色骨髄0.12は生殖腺0.08より大きく、全組織の合計は1です。
解説
正しい記述はCとDです。
A:誤り。組織加重係数は確定的影響ではなく、各組織の確率的損害への相対寄与を表します。
B:誤り。ICRP 103では赤色骨髄0.12、生殖腺0.08であり、記述の大小関係は逆です。
C:正しい。全組織・臓器にわたる係数はΣw_T=1となるよう規格化されています。
D:正しい。実効線量は各組織等価線量に組織加重係数を掛けた総和E=Σw_T H_Tです。
選択肢の確認
1.A,B
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Aは組織加重係数を確定的影響の係数としており誤りです。BもICRP 103の赤色骨髄0.12と生殖腺0.08の大小を逆にしています。
2.A,C
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Cの全組織にわたるΣw_T=1は正しい一方、Aは確率的損害への相対寄与を確定的影響とした点が誤りです。
3.B,C
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。CのΣw_T=1は正しい一方、Bは赤色骨髄0.12が生殖腺0.08より大きい関係を逆にしているため誤りです。
4.B,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Dの実効線量E=Σw_T H_Tは正しい一方、Bは赤色骨髄0.12と生殖腺0.08の大小関係が逆です。
5.C,D
○ 判定:正答(記述は正しい)。CのΣw_T=1と、Dの実効線量E=Σw_T H_Tはいずれも組織加重係数の定義に一致します。Aの確定的影響、Bの係数大小という誤りを含みません。
覚えるポイント
各組織の等価線量H_Tへw_Tを掛けて総和すると実効線量E=Σw_T H_Tになります。吸収線量から等価線量を作る段階では放射線加重係数を用います。