33PM155|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学臨床論全身疾患・栄養・精神パーキンソン病・うつ病・鉄欠乏性貧血・ビタミンB1欠乏・過敏性腸症候群
次の症例について、「35歳の男性。インスタント麺ばかり食べている。全身がだるく、最近は下肢にしびれがみられる。膝蓋腱反射は減弱し、近医でビタミン不足と言われた。」不足しているビタミンはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
偏った食生活、末梢神経症状、腱反射低下から欠乏ビタミンを判断する問題です。糖質に偏った食事でビタミンB1が不足すると、脚気として倦怠感や多発ニューロパチーが現れます。
解説
ビタミンB1は糖質代謝に必要な補酵素で、摂取不足があるとエネルギー産生が障害されます。インスタント麺に偏った食生活はビタミンB1不足を招きやすく、全身倦怠感に加えて末梢神経障害による下肢のしびれ、筋力低下、腱反射低下などを生じます。
本例の食事歴と神経所見は脚気に合うため、不足しているのはビタミンB1です。呼吸困難、浮腫、頻脈などがあれば脚気心も考え、医療機関での評価が必要です。
選択肢の確認
1.ビタミンA:誤り。ビタミンA欠乏では夜盲症、角膜・結膜の乾燥、皮膚角化などが中心です。
2.ビタミンB1:正しい。ビタミンB1欠乏では脚気を生じ、倦怠感、下肢のしびれ、筋力低下、腱反射低下などがみられるため正しいです。
3.ビタミンB12:誤り。ビタミンB12欠乏でも末梢神経障害を起こしますが、巨赤芽球性貧血、深部感覚障害などが特徴で、本例の糖質偏重の食事歴からはB1欠乏が最も適切です。
4.ビタミンD:誤り。ビタミンD欠乏ではくる病、骨軟化症、低カルシウム血症などが中心です。
覚えるポイント
- ビタミンB1欠乏は脚気。
- 脚気では末梢神経障害と腱反射低下。
- 糖質に偏った食生活はB1不足の手掛かり。
- 重症例では心不全症状にも注意する。