34PM154第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

東洋医学臨床論症例治療帯状疱疹後痛・顎関節痛・片頭痛・胆石発作・COPD

次の症例について問いに答えよ。「37歳の女性。主訴は左顎関節痛。2か月前から職場のストレスとともに痛みを自覚し始め、月経前には痛みが増悪する。胃のもたれ感、胸やけ、嘔気を伴うこともある。」病証に対する治療穴の組合せで最も適切なのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、肝胃不和に対する治療穴の組合せを選びます。

肝の鬱滞や熱化を調え、胃の不調を改善するため、行間内庭の組合せが適切です。

解説

前問の症例は、ストレスにより肝の疏泄が乱れ、胃の降濁が障害された肝胃不和です。

行間は足厥陰肝経の栄火穴で、肝鬱や肝火、月経前に悪化する痛みなどに用いられます。内庭は足陽明胃経の栄水穴で、胃熱、胸やけ、胃の不快感などに用いられます。

本症例では、職場のストレス、月経前増悪、顎関節痛に加えて、胃もたれ、胸やけ、嘔気があります。肝と胃の両方にアプローチする内庭と行間の組合せが最も適切です。

ひっかけポイント
胃症状だけなら胃経、ストレスだけなら肝経を考えますが、肝胃不和では肝と胃を同時に調える組合せを選びます。

選択肢の確認

1.内庭  足三里
誤り。
内庭と足三里はいずれも胃経に関係し、胃の症状には有用です。しかし、本症例ではストレスや月経前増悪があり、肝への治療も必要です。

2.陥谷  豊隆
誤り。
陥谷は胃経の兪木穴、豊隆は胃経の絡穴で痰に関係します。痰湿が主病証であれば候補になりますが、本症例の肝胃不和には最も適切ではありません。

3.内庭  行間
正しい。
内庭は胃の熱や不調を調え、行間は肝の鬱滞や熱化を調えます。肝胃不和に対する治療穴の組合せとして最も適切です。

4.太衝 陰陵泉
誤り。
太衝は肝気を調える重要穴、陰陵泉は脾経で湿をさばく穴です。湿が中心の病証には有用ですが、本症例の胃症状と肝の関係には内庭と行間がより適切です。

覚えるポイント

  • 肝胃不和では肝と胃を同時に調えます。
  • 行間は肝経の栄火穴で、肝鬱や肝火に用いられます。
  • 内庭は胃経の栄水穴で、胃熱や胸やけに用いられます。
  • ストレスと胃症状がそろう症例では、肝胃不和を意識します。

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