34PM157|第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学臨床論症例治療帯状疱疹後痛・顎関節痛・片頭痛・胆石発作・COPD
次の症例について問いに答えよ。「45歳の女性。心窩部右側の強い痛みと悪心があり近医を受診。血中コレステロール、中性脂肪はともに高値でBMIは27。右肩への放散痛があり、マーフィー徴候は陽性。背部叩打痛と便通異常はない。」合併する症状で最も考えられるのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、右上腹部痛、悪心、右肩への放散痛、マーフィー徴候陽性から胆道系疾患を考えます。
胆石症や急性胆嚢炎では、胆汁の流れが妨げられると黄疸を合併することがあります。
解説
右心窩部から右季肋部の強い痛み、悪心、右肩への放散痛、マーフィー徴候陽性は、胆嚢炎や胆石症を強く示します。脂質異常や肥満も胆石症のリスクになります。
胆道が閉塞すると、胆汁中のビリルビンが排泄されにくくなり、血中ビリルビンが上昇します。その結果、眼球結膜の黄染、皮膚黄染、褐色尿などの黄疸症状がみられます。
肋間部の発疹は帯状疱疹、グル音の亢進は腸管運動亢進、血尿は尿路結石や腎・尿路疾患で考えます。
まず見るポイント
右季肋部痛、右肩への放散痛、マーフィー徴候陽性があれば胆嚢炎や胆石症を考えます。黄疸の有無も確認します。
選択肢の確認
1.眼球結膜の黄染
正しい。
胆石や胆嚢炎で胆汁の流れが障害されると黄疸が生じ、眼球結膜の黄染がみられることがあります。最も考えられる合併症状です。
2.肋間部の発疹
誤り。
肋間部の発疹は帯状疱疹で考えます。本症例の右上腹部痛、右肩放散痛、マーフィー徴候陽性とは合いません。
3.グル音の亢進
誤り。
グル音の亢進は腸管運動亢進や下痢、腸炎などでみられることがあります。本症例では便通異常がなく、胆道系疾患が疑われます。
4.血尿
誤り。
血尿は尿路結石、腎盂腎炎、腎疾患などで考えます。本症例では背部叩打痛がなく、胆嚢・胆道系の病態が最も考えられます。
覚えるポイント
- マーフィー徴候陽性は胆嚢炎を考える重要所見です。
- 胆石症や胆嚢炎では右肩への放散痛がみられることがあります。
- 胆道閉塞では黄疸が起こり、眼球結膜が黄染します。
- 肋間部発疹は帯状疱疹、血尿は尿路疾患で考えます。