34PM155|第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学臨床論症例治療帯状疱疹後痛・顎関節痛・片頭痛・胆石発作・COPD
次の症例について問いに答えよ。「38歳の女性。主訴は左側頭部痛。目の前がチカチカしてから1時間以内に痛みが起こり、拍動性で嘔気を伴う。発症すると痛みのため仕事を休んでしまう。」疾患として最も考えられるのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、頭痛の性状から疾患を判断します。
目の前がチカチカする前兆、1時間以内に起こる拍動性頭痛、嘔気、仕事を休むほどの強い痛みは、片頭痛を示す典型的な手がかりです。
解説
片頭痛は、片側性または両側性の拍動性頭痛を特徴とし、嘔気、光過敏、音過敏を伴うことがあります。発作前に、閃輝暗点のように視野がチカチカする前兆を伴うことがあります。
この症例では、左側頭部の拍動性頭痛、嘔気、視覚前兆、生活に支障をきたす強さがあり、片頭痛が最も考えられます。
緊張型頭痛は両側性で締め付けられるような痛みが中心です。群発頭痛は片側眼窩部の激痛と流涙・鼻閉などの自律神経症状が特徴です。低髄液圧症候群は起立時に悪化する頭痛が特徴です。
まず見るポイント
拍動性、嘔気、光や音への過敏、前兆、日常生活への支障がある場合は片頭痛を考えます。
選択肢の確認
1.低髄液圧症候群
誤り。
低髄液圧症候群では起立時に悪化し、横になると軽快する起立性頭痛が特徴です。本症例の視覚前兆と拍動性頭痛には合いません。
2.緊張型頭痛
誤り。
緊張型頭痛は頭の両側や後頸部に締め付けられるような痛みがみられます。拍動性で嘔気を伴い、前兆がある本症例とは異なります。
3.群発頭痛
誤り。
群発頭痛は片側眼窩部の激しい痛みが特徴で、流涙、鼻閉、結膜充血などを伴います。本症例では片頭痛が適切です。
4.片頭痛
正しい。
視覚前兆、拍動性頭痛、嘔気、仕事を休むほどの痛みは片頭痛に合います。最も考えられる疾患です。
覚えるポイント
- 片頭痛は拍動性頭痛、嘔気、光過敏・音過敏が重要です。
- 閃輝暗点などの視覚前兆を伴うことがあります。
- 緊張型頭痛は締め付けられる痛みです。
- 群発頭痛は片側眼窩部痛と自律神経症状が特徴です。
- 低髄液圧症候群は起立性頭痛で考えます。