34PM159第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

東洋医学臨床論症例治療帯状疱疹後痛・顎関節痛・片頭痛・胆石発作・COPD

次の症例について問いに答えよ。「67歳の男性。主訴は動作時の呼吸困難。痩せて樽状胸郭を呈している。呼吸機能検査で1秒率の低下、胸部エックス線検査で肺野の透過性亢進を認めた。ブリンクマン指数は940。」疾患として最も考えられるのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、喫煙歴、樽状胸郭、1秒率低下、肺野透過性亢進から疾患を判断します。

これらはCOPD、特に肺気腫を示す典型的な所見です。

解説

COPDは、主に喫煙を背景として、慢性的な気流閉塞を起こす疾患です。慢性気管支炎や肺気腫の要素を含みます。

本症例では、ブリンクマン指数940と高い喫煙曝露があります。動作時呼吸困難、痩せ、樽状胸郭、1秒率低下、胸部エックス線で肺野透過性亢進があり、COPDが最も考えられます。

1秒率低下は閉塞性換気障害を示します。肺野透過性亢進は肺が過膨張し、肺気腫性変化があることを示します。

まず見るポイント
COPDでは、喫煙歴、労作時呼吸困難、樽状胸郭、1秒率低下、肺野透過性亢進をセットで押さえます。

選択肢の確認

1.気管支拡張症
誤り。
気管支拡張症では慢性咳嗽、大量の膿性痰、反復感染、血痰などが重要です。本症例では樽状胸郭、1秒率低下、肺野透過性亢進からCOPDが最も適切です。

2.COPD
正しい。
喫煙歴が強く、動作時呼吸困難、樽状胸郭、1秒率低下、肺野透過性亢進がみられます。COPDに典型的な所見です。

3.肺結核
誤り。
肺結核では咳、痰、微熱、寝汗、体重減少、空洞影などを考えます。本症例の閉塞性換気障害と肺野透過性亢進とは合いにくいです。

4.間質性肺炎
誤り。
間質性肺炎では肺が硬くなり、拘束性換気障害や肺野の網状影などを考えます。1秒率低下と肺野透過性亢進を示す本症例ではCOPDが適切です。

覚えるポイント

  • COPDは喫煙と強く関係します。
  • COPDでは1秒率が低下します。
  • 肺気腫では肺野透過性亢進や樽状胸郭がみられます。
  • 間質性肺炎は拘束性換気障害で考えます。
  • ブリンクマン指数は喫煙本数と喫煙年数から喫煙曝露をみる指標です。

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