R06B135|令和6年度 准看護師試験 過去問
疾病の成り立ちと回復の促進病理・症候脱水・体液異常
乳幼児が成人に比べ脱水を起こしやすい理由について、正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
乳幼児は成人より脱水を起こしやすいです。
理由の一つは、腎臓の尿濃縮力が弱いため、水分を体内に保つ力が未熟であることです。
解説
乳幼児は体が小さいため、嘔吐や下痢、発熱、哺乳不良による水分喪失の影響を受けやすいです。
乳幼児は、体重あたりの水分量が成人より多く、体重あたりの体表面積も大きいです。そのため、皮膚や呼吸から失われる水分、つまり不感蒸泄も多くなります。
さらに、腎臓の機能が未熟で、尿を濃くして水分を節約する力が弱いです。これを尿濃縮力が弱いといいます。水分不足になっても尿を十分に濃くできず、脱水が進みやすくなります。
小児看護の観察ポイント
尿量、尿色、口唇乾燥、涙の有無、大泉門の陥凹、皮膚の張り、哺乳量、機嫌、体重を観察します。ぐったりしている、尿が少ない、泣いても涙が出ない場合は注意します。
選択肢の確認
1.体重あたりの水分量が少ない。
誤り。
乳幼児は成人より体重あたりの水分量が多いです。そのため水分バランスの変化を受けやすくなります。
2.体重あたりの不感蒸泄量が少ない。
誤り。
乳幼児は体重あたりの不感蒸泄量が多いです。皮膚や呼吸から水分を失いやすいです。
3.体重あたりの体表面積が小さい。
誤り。
乳幼児は体重あたりの体表面積が大きいです。そのため外気温や発熱の影響を受けやすいです。
4.腎臓の尿濃縮力が弱い。
正しい。
乳幼児は腎臓が未熟で尿を濃縮する力が弱く、水分を保持しにくいため脱水を起こしやすいです。
覚えるポイント
- 乳幼児は腎臓の尿濃縮力が弱いです。
- 体重あたりの水分量は成人より多いです。
- 体重あたりの体表面積と不感蒸泄量も大きいです。
- 嘔吐・下痢・発熱では短時間で脱水が進みます。
- 尿量、哺乳量、機嫌、体重を必ず観察します。