46G31|第46回 理容師国家試験 過去問
皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
表皮の層と、角化細胞・ランゲルハンス細胞・色素細胞の役割を整理します。
解説
一般の皮膚の表皮は、深い側から基底層、有棘層、顆粒層、角質層の4層です。手掌や足底の厚い皮膚では顆粒層と角質層の間に透明層が加わります。
角化細胞は基底層で生まれ、約1か月かけて表面へ移動しながら角化します。ランゲルハンス細胞は抗原を取り込み免疫に関わります。色素細胞の数は人種間で大差がなく、肌色の違いは主にメラニンの産生量や分布などによります。
選択肢の確認
1.表皮は、基底層、有棘(ゆうきょく)層、顆粒層、角質層の4つの層からなる。
正しい。
一般の表皮は、基底層、有棘層、顆粒層、角質層の4層からなります。厚い皮膚では透明層が加わります。
2.角化細胞(ケラチノサイト)は、表皮内に侵入した抗原物質(アレルゲン)を取り込む性質がある。
誤り。
抗原物質を取り込んで免疫反応に関わる代表的な細胞はランゲルハンス細胞です。角化細胞の主な役割は角化とバリア形成です。
3.ランゲルハンス細胞は、約1か月かけて基底細胞から角質細胞に分化する。
誤り。
基底細胞から角質細胞へ分化するのは角化細胞です。ランゲルハンス細胞は免疫を担当します。
4.色素細胞(メラノサイト)の数は、同一部位で比較すると人種によって大きく異なる。
誤り。
同一部位の色素細胞数は人種で大きく異なるわけではありません。メラニンの産生量やメラノソームの状態などが肌色に関係します。
覚えるポイント
- 一般の表皮は基底・有棘・顆粒・角質の4層。
- ランゲルハンス細胞は免疫、角化細胞はバリア形成。
- 人種による肌色差は色素細胞数だけでは説明できない。