49G53|第49回 理容師国家試験 過去問
シェービングにおけるレザーの運行に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
斜行角度、対皮角度、運行速度、添え手の方向は別々の調整項目です。それぞれを安全性と切削抵抗の観点から判定します。
解説
レザーを毛流に対して斜めに運行すると、刃が毛へ一度に正面衝突せず、刃線上を移動しながら引き切る作用が生じます。このため切削抵抗が小さくなり、切れ味が増します。斜行角度は大きいほどよいわけではなく、安全上は45度を限界として制御します。
毛が硬く量も多い場合は抵抗が大きいため、対皮角度を小さくして皮膚刺激を抑えます。標準的な運行速度は1ストローク約1秒で、2秒ではありません。1回剃りの基本的な添え手は、レザーの運行方向と反対方向へ皮膚を引き、平らで適度な張力のある皮膚面をつくります。したがって正しいのは1です。
選択肢の確認
1.毛流に沿って剃るよりも、斜行することによって切れ味が増大する。
正しいため正答です。斜めの引き切りによって切削抵抗が小さくなります。
2.毛がかたくて量も多く抵抗が大きい場合は、対皮角度を大きくして運行する。
誤りです。抵抗が大きい毛では対皮角度を小さくし、刃が皮膚へ強く作用するのを防ぎます。
3.運行速度は、1ストローク2秒くらいが標準である。
誤りです。標準は1ストローク約1秒です。一定のリズムで、急に加速・停止しないことも重要です。
4.1回剃りの添え手は、レザーを持つ手と逆の手の指で、レザーの運行方向と同じ方向に皮膚を引き寄せる。
誤りです。基本は運行方向と反対へ引き、皮膚を張ってレザーが安定して進む面をつくります。
覚えるポイント
- 斜行は引き切りとなり、切削抵抗を小さくする。
- 硬く多い毛は対皮角度を小さくする。
- 標準速度は1ストローク約1秒、添え手は運行と反対方向。