7PM92|第7回 公認心理師国家試験 過去問
注意欠如多動症/注意欠如多動性障害〈AD/HD〉のアセスメントを行うための心理検査として、最も適切なものを 1 つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、注意欠如多動症/注意欠如多動性障害〈AD/HD〉のアセスメントに用いられる心理検査が問われています。
キーワードは、AD/HD、不注意、多動性、衝動性の評価です。
解説
Conners 3は、AD/HDに関連する不注意、多動性、衝動性、実行機能、学習面や行動面の問題などを評価するために用いられる尺度です。
AD/HDのアセスメントでは、本人の行動観察だけでなく、家庭や学校など複数場面での行動情報を集めることが重要です。保護者や教師からの情報を含めて、不注意、多動性、衝動性がどの程度、どの場面で、どのような支障を生じているかを確認します。
ただし、心理検査だけで診断を決めるわけではありません。面接、行動観察、発達歴、学校での様子、家庭での様子、他の神経発達症や不安、抑うつなどとの鑑別を含めて総合的に判断します。
心理アセスメントのポイント
検査名は「何を評価するか」とセットで覚えます。AD/HDならConners 3、自閉スペクトラム症ならADOS、M-CHAT、PARSなどが関連しやすいです。
選択肢の確認
1.ADOS
判定:適切とはいえない。
ADOSは、自閉スペクトラム症の評価に用いられる観察式の検査です。社会的コミュニケーションや限定的・反復的行動などを評価します。AD/HDのアセスメントとして最も適切な検査ではありません。
2.Conners 3
判定:最も適切。
Conners 3は、AD/HDに関連する不注意、多動性、衝動性、行動面の問題などを評価する尺度です。問題文のAD/HDのアセスメントに最も合致します。
3.M-CHAT
判定:適切とはいえない。
M-CHATは、乳幼児期の自閉スペクトラム症のスクリーニングに用いられる質問紙です。AD/HDの症状評価を主目的とする検査ではありません。
4.PARS
判定:適切とはいえない。
PARSは、自閉スペクトラム症の特性を評価する尺度です。AD/HDの不注意や多動性・衝動性を評価する検査としては、Conners 3がより適切です。
5.WISC-V
判定:適切とはいえない。
WISC-Vは児童の知的能力を評価する知能検査です。AD/HDの子どもの認知特性や支援方針を検討する補助情報にはなりますが、AD/HDの症状評価そのものを行う検査として最も適切なのはConners 3です。
覚えるポイント
- Conners 3は、AD/HDのアセスメントに関連します。
- AD/HDでは、不注意、多動性、衝動性が複数場面でどのように現れるかを確認します。
- ADOS、M-CHAT、PARSは、自閉スペクトラム症の評価と関連づけて覚えます。