8AM11|第8回 公認心理師国家試験 過去問
中枢神経系の免疫担当細胞であり、変性した細胞の除去や組織の修復などに関わるものとして、最も適切なものを1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、中枢神経系を構成する細胞のうち、免疫担当細胞として働くものが問われています。
キーワードは、「中枢神経系」「免疫担当細胞」「変性した細胞の除去」「組織の修復」です。
解説
ミクログリアは、中枢神経系に存在するグリア細胞の一種で、免疫担当細胞として働きます。
中枢神経系に損傷や炎症、変性が生じたとき、ミクログリアは活性化し、不要になった細胞や異物を貪食したり、炎症反応や組織修復に関与したりします。
神経系の細胞を整理すると、ニューロンは情報伝達の主役であり、グリア細胞はニューロンを支える多様な役割を担います。その中でも、ミクログリアは免疫・清掃・修復の役割を持つ点が特徴です。
神経・生理心理学のポイント
グリア細胞は名前と役割を対応させて覚えます。ミクログリアは免疫、アストロサイトは環境調整、オリゴデンドロサイトは中枢神経の髄鞘形成です。
選択肢の確認
1.ニューロン
判定:適切とはいえない。
ニューロンは、神経系で情報を受け取り、処理し、伝達する細胞です。活動電位やシナプス伝達に関わりますが、中枢神経系の免疫担当細胞ではありません。
2.シュワン細胞
判定:適切とはいえない。
シュワン細胞は、末梢神経系で髄鞘形成などに関わる細胞です。中枢神経系の免疫担当細胞ではありません。
3.ミクログリア
判定:最も適切。
ミクログリアは、中枢神経系の免疫担当細胞として働きます。変性した細胞の除去、異物の貪食、炎症反応、組織修復などに関与するため、問題文の説明に合致します。
4.アストロサイト
判定:適切とはいえない。
アストロサイトは、中枢神経系でニューロンの代謝的支持、血液脳関門の維持、神経伝達物質の調整などに関わります。免疫担当細胞としての中心はミクログリアです。
5.オリゴデンドロサイト
判定:適切とはいえない。
オリゴデンドロサイトは、中枢神経系で髄鞘を形成する細胞です。軸索の伝導を効率化しますが、免疫担当細胞ではありません。
覚えるポイント
- ミクログリアは、中枢神経系の免疫担当細胞です。
- 変性細胞や異物の除去、組織修復に関与します。
- シュワン細胞は末梢神経、オリゴデンドロサイトは中枢神経の髄鞘形成と整理します。