8AM20第8回 公認心理師国家試験 過去問

神経・生理心理学-03 神経伝達物質・ホルモン・自律神経

緊張すると分泌が促進され、血管の収縮によって血圧を上昇させるホルモンとして、最も適切なものを1つ選べ。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、緊張やストレス時に分泌が促進され、血管収縮と血圧上昇に関わるホルモンが問われています。

キーワードは、「緊張」「血管の収縮」「血圧を上昇」です。

解説

ノルアドレナリンは、交感神経系の活動と深く関係する神経伝達物質・ホルモンです。

緊張やストレスを感じると、交感神経系が優位になり、身体は活動や危機対応に備えます。このときノルアドレナリンの働きにより、血管が収縮し、血圧が上昇しやすくなります。

ノルアドレナリンは、覚醒、注意、緊張、ストレス反応にも関係します。公認心理師がストレス反応を理解する際には、心理的緊張が身体反応として心拍、血圧、発汗、筋緊張などに現れることを押さえる必要があります。

生理心理学のポイント
緊張時の交感神経反応では、ノルアドレナリン、アドレナリン、心拍上昇、血圧上昇、発汗などを関連づけて理解します。

選択肢の確認

1.オキシトシン
判定:適切とはいえない。
オキシトシンは、射乳、子宮収縮、愛着や社会性行動との関連で知られます。緊張時に血管収縮で血圧を上げる代表的ホルモンとしては、ノルアドレナリンが適切です。

2.コルチゾール
判定:適切とはいえない。
コルチゾールは、副腎皮質から分泌されるストレスホルモンで、HPA軸と関連します。ストレス反応に重要ですが、血管収縮によって血圧を上昇させるものとしてはノルアドレナリンが最も適切です。

3.サイロキシン
判定:適切とはいえない。
サイロキシンは甲状腺ホルモンで、基礎代謝の調整に関わります。緊張時の血管収縮と血圧上昇を直接説明する代表的ホルモンではありません。

4.アルドステロン
判定:適切とはいえない。
アルドステロンは、副腎皮質から分泌され、ナトリウムや水分の保持を通して血圧調整に関わります。ただし、緊張時の血管収縮による血圧上昇としてはノルアドレナリンが適切です。

5.ノルアドレナリン
判定:最も適切。
ノルアドレナリンは、交感神経系の活動と関連し、緊張時に分泌が促進され、血管収縮や血圧上昇に関わります。問題文の説明に合致します。

覚えるポイント

  • ノルアドレナリンは、緊張やストレス時の交感神経反応に関係します。
  • 血管収縮により、血圧を上昇させます。
  • コルチゾールはHPA軸、オキシトシンは射乳・子宮収縮、サイロキシンは代謝、アルドステロンは水分・電解質調整と整理します。

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