35AM69|第35回 臨床工学技士国家試験 過去問
用手換気器具について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
公式正答は 4 です。正答内容は ジャクソンリース回路は患者呼気がバッグに混入する。 です。
この問題のポイント
自己膨張式バッグバルブマスクと、連続的な新鮮ガス供給でリザーババッグを膨らませるJackson-Rees回路を区別します。Jackson-Rees回路では患者呼気がリザーババッグ側へ入り得ます。
解説
バッグバルブマスクはバッグ自体が復元して周囲空気を吸い込むため、酸素配管がなくても大気で換気できます。酸素リザーバと高流量酸素を加えると吸入酸素濃度を高められます。バッグを押す手応えから、気道抵抗増加、コンプライアンス低下、リークなどの変化へ気付くことはありますが、それらが混在するため肺の硬さを正確に定量する方法ではありません。
Jackson-Rees回路はMapleson F系の非再呼吸回路で、連続的な新鮮ガス流を必要とします。呼気はT-pieceからリザーババッグ側へ流入し、バッグを通じて呼吸状態を観察・補助換気できます。再呼吸を抑えるには十分な新鮮ガス流が必要です。
選択肢の確認
選択肢1:バッグバルブマスクは酸素の供給がないと膨らまない。
正答ではありません。 自己膨張式バッグは復元時に周囲空気を取り込むため、酸素供給がなくても膨らみ、換気自体は可能です。
選択肢2:バッグバルブマスクは加圧時の感触で患者の肺の硬さを知ることができる。
正答ではありません。 手応えで抵抗・コンプライアンスの変化を大まかに察知できますが、気道抵抗、胸肺コンプライアンス、マスクリークなどを分離して正確に肺の硬さを評価できません。
選択肢3:ジャクソンリース回路では感染予防のバクテリアフィルタは不要である。
正答ではありません。 患者と回路・医療者間の病原体伝播を減らすため、適応と回路条件に応じて細菌性/ウイルス性フィルタを使用します。「不要」とする記述は不適切です。
選択肢4:ジャクソンリース回路は患者呼気がバッグに混入する。
正答です。 患者の呼気はT-pieceからリザーババッグ側へ流れ、バッグの動きにも反映されます。
選択肢5:ジャクソンリース回路は酸素なしでも使用できる。
正答ではありません。 自己膨張式バッグではなく、酸素を含む新鮮ガスの連続供給によって回路を機能させる方式です。
覚えるポイント
- バッグバルブマスクは自己膨張式で、大気でも換気できます。
- Jackson-Rees回路は連続的な新鮮ガス流を必要とします。
- Jackson-Reesでは患者呼気がリザーババッグ側へ入り、バッグの動きに反映されます。
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