35AM90|第35回 臨床工学技士国家試験 過去問
生体活性材料はどれか。 a.アルミナ b.ジルコニア c.リン酸三カルシウム d.バイオガラス e.パイロライトカーボン
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正解: 4
正答
4
公式正答は 4 です。正答内容は c、d です。
この問題のポイント
生体活性材料は、生体内で表面反応を起こして骨と結合しやすい材料です。リン酸三カルシウムとバイオガラスは、骨伝導性・骨結合性を示す代表材料です。
解説
各記述は、aアルミナ:×、bジルコニア:×、cリン酸三カルシウムリン酸塩(TCP):○、dバイオガラス:○、e熱分解カーボン:×です。TCPはハイドロキシアパタイトと同じカルシウムリン酸塩系ですが、組成・結晶相は別で、吸収されながら骨へ置換され得る骨伝導性材料です。骨無機質の主成分に近いハイドロキシアパタイトと「同じ構造」とはしません。
Bioglassは体液中で表面にヒドロキシ炭酸アパタイト層を形成し、骨と結合します。生体活性材料の中心は骨との結合・骨伝導性であり、材料自体が未分化細胞を骨形成系へ誘導する「骨誘導性」を全ての生体活性材料へ一律に求めるものではありません。
各肢の最終判定は、a:誤り、b:誤り、c:正しい、d:正しい、e:誤りです。
選択肢の確認
選択肢1:a、b
正答ではありません。 アルミナとジルコニアは強度・耐摩耗性・生体適合性に優れますが、標準分類では生体不活性セラミックです。
選択肢2:a、e
正答ではありません。 アルミナと熱分解カーボンはいずれも本問の骨結合性をもつ生体活性材料には分類しません。
選択肢3:b、c
正答ではありません。 TCPは正しい一方、ジルコニアは生体不活性セラミックであり、骨と表面反応で結合する材料ではありません。
選択肢4:c、d
正答です。 TCPは吸収性カルシウムリン酸塩、バイオガラスは表面アパタイト層形成を通じて骨伝導・骨結合を示します。
選択肢5:d、e
正答ではありません。 Bioglassは正しいですが、熱分解カーボンは人工心臓弁などで使われる血液適合性な生体不活性材料です。
覚えるポイント
- TCPとハイドロキシアパタイトは同じカルシウムリン酸塩系でも別の組成・結晶相です。
- Bioglassは表面アパタイト層を形成して骨と結合します。
- 生体活性の中心は骨結合・骨伝導で、骨誘導性と同一ではありません。
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