35PM36|第35回 臨床工学技士国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第35回

ESWL による結石破砕時に損傷の危険がある組織はどれか。 a.肺 b.腸 c.肝臓 d.腎臓 e.筋肉

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正解: 1

正答

1

公式正答は 1 です。正答内容は a、b です。

この問題のポイント

ESWLは体外から結石へ衝撃波を集束して破砕します。衝撃波は組織と気体の大きな音響インピーダンス差で強く反射し、肺胞や腸管ガスを含む組織では損傷リスクが特に高いため、a、bを選びます。

解説

ESWL(体外衝撃波結石破砕術)は、水などを介して衝撃波を体内の結石へ集束させる治療です。肺やガスを含む腸管では軟部組織との音響インピーダンス差が大きく、境界での反射、剪断、キャビテーションなどによる出血・組織損傷の危険が高まります。このため衝撃波の経路に肺・腸管ガスが入らないよう位置決めします。

公式問題は「損傷の危険がある組織」として特にガスを含む肺と腸を選ばせる趣旨です。ただし腎臓、肝臓、筋肉が衝撃波で全く損傷しないわけではありません。標的となる腎でも血尿、腎周囲血腫、実質損傷などを生じ得て、衝撃波経路上の肝・筋にも障害が起こる可能性があります。本問ではガス境界による特有の高リスクを比較してa、bを公式正答とします。

各肢の最終判定は、a:正しい、b:正しい、c:誤り、d:誤り、e:誤りです。

選択肢の確認

選択肢1:a、b

正答です。 肺胞内の空気と腸管ガスはいずれも周囲軟部組織との音響インピーダンス差が大きく、衝撃波による境界損傷リスクが特に高い組合せです。

選択肢2:a、e

正答ではありません。 aの肺はガスを含むため高リスクです。eの筋肉にも障害が起こる可能性はありますが、ガス境界を持つ腸に比べ、本問で特に選ぶ組織ではありません。

選択肢3:b、c

正答ではありません。 bの腸はガスを含むため高リスクです。cの肝臓も衝撃波経路では損傷し得ますが、ガス境界による特有のリスクを問う公式組合せには入りません。

選択肢4:c、d

正答ではありません。 肝損傷や、標的腎の血尿・血腫などは実際に起こり得ます。しかし本問が比較する特に危険なガス含有組織は肺と腸であり、公式組合せとは異なります。

選択肢5:d、e

正答ではありません。 腎臓と筋肉も絶対に安全ではありませんが、いずれも肺胞・腸管ガスのような大きな気体―組織境界を持たず、本問の公式正答ではありません。

覚えるポイント

  • ESWLは「経皮的」ではなく、体外から衝撃波を集束する結石破砕法。
  • 気体と軟部組織の音響インピーダンス差が大きく、肺・腸は特に損傷リスクが高い。
  • 腎血腫なども起こり得るため、肺・腸以外を「損傷しない」と絶対化しない。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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