36PM65|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第36回

人工呼吸器関連肺炎(VAP)対策として正しいのはどれか。 a.約 8 時間ごとに口腔ケアを行う。 b.人工呼吸器回路を毎日交換する。 c.体動防止のため過鎮静にする。 d.患者を仰臥位で管理する。 e.人工呼吸器から離脱できるかどうか、毎日評価する。

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正解: 2

正答

2

公式正答は 2 です。正答内容は a、e です。

この問題のポイント

人工呼吸器関連肺炎の予防では、口腔ケア、過鎮静の回避、禁忌がなければ頭部挙上、毎日の鎮静中断や離脱可能性の評価などを組み合わせます。回路の毎日定期交換は行いません。

解説

aは正しい。 口腔内の清潔を保つことは人工呼吸器関連肺炎の予防策に含まれ、本問では約8時間ごとの口腔ケアを正しい選択肢とします。ただし、8時間ごとが全施設・全患者に共通する唯一の頻度という意味ではありません。

bは誤り。 人工呼吸器回路を毎日定期的に交換することは推奨されません。汚染・破損・機能異常などを踏まえ、製造者の指示と施設手順に従って交換します。ただし、「定期交換そのものが必ず感染を増やす」「交換は汚染時だけ」と絶対化するのも適切ではありません。

cは誤り。 過鎮静は咳嗽・体動などの防御機能を低下させ、離脱を遅らせる可能性があるため避けます。

dは誤り。 禁忌がなければ頭部を挙上した体位とし、胃内容の逆流・誤嚥のリスクを下げます。一律に仰臥位で管理するのは予防策と逆です。

eは正しい。 人工呼吸が必要な期間を短くするため、原疾患の改善と全身状態を確認し、毎日離脱可能性を評価します。

各肢の最終判定は、a:正しい、b:誤り、c:誤り、d:誤り、e:正しいです。

選択肢の確認

選択肢1:a、b

正答ではありません。 aの口腔ケアは本問で正しい一方、bのような人工呼吸器回路の毎日交換は推奨されません。

選択肢2:a、e

正答です。 口腔ケアと毎日の離脱可能性評価は、口腔内の衛生を保ち、不要な人工呼吸期間を短くする予防策です。

選択肢3:b、c

正答ではありません。 bの毎日回路交換は推奨されず、cの過鎮静も防御機能を低下させて離脱を遅らせ得るため、どちらも予防策ではありません。

選択肢4:c、d

正答ではありません。 過鎮静は避け、禁忌がなければ仰臥位ではなく頭部挙上位を用いるため、cとdはいずれも誤りです。

選択肢5:d、e

正答ではありません。 eの毎日の離脱可能性評価は正しいですが、dの仰臥位管理は逆流・誤嚥リスクを抑える標準的予防策ではありません。

覚えるポイント

  • 人工呼吸器関連肺炎は口腔ケア、過鎮静回避、頭部挙上、毎日の離脱評価などを組み合わせて予防する。
  • 約8時間ごとの口腔ケアは本問の正肢だが、全患者への唯一の頻度と絶対化しない。
  • 回路は毎日交換せず、汚染・破損・機能異常、製造者指示などに基づいて交換する。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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