36PM90|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問
人工肺のハウジング(外筒)に使われる材料はどれか。
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正解: 3
正答
3
公式正答は 3 です。正答内容は ポリカーボネート です。
この問題のポイント
人工肺のハウジングには、内部の血液充填状態や気泡を目視で確認する透明性、回路圧に耐える剛性、耐衝撃性、寸法精度の高い成形性などが求められます。これらを備え、典型的に用いられるのがポリカーボネートです。
解説
人工肺の外筒は、血液の流れと気泡、血栓、充填状態などを視認でき、使用中の内圧や操作に対して形状を保つ必要があります。ポリカーボネートは高い透明性、剛性、耐衝撃性、射出成形性を持つため、人工肺ハウジングの典型的な材料です。
この問題は、他の高分子材料に透明性、強度、柔軟性などが一切ないことを問うものではありません。ポリ乳酸にも透明性・強度を備える製品があり、ポリウレタンやポリビニルアルコールにも用途に応じた優れた物性があります。本問では、人工肺の剛性外筒として典型的に採用される材料を選びます。
選択肢の確認
選択肢1:ポリ乳酸
正答ではありません。 ポリ乳酸は生分解性などを活かした医用材料に利用され、透明性・強度を備える製品もありますが、人工肺の剛性外筒に典型的に用いられる答えはポリカーボネートです。
選択肢2:セルロース
正答ではありません。 セルロース系材料は透析膜などの分離膜材料として知られます。本問が問う透明で剛性のある人工肺外筒の典型的な構造材料ではありません。
選択肢3:ポリカーボネート
正答です。 透明性、剛性、耐衝撃性、射出成形性に優れ、内部の血液や気泡を視認しながら形状を維持できるため、人工肺ハウジングの典型材料です。
選択肢4:ポリウレタン
正答ではありません。 ポリウレタンは組成により柔軟性や弾性を調整でき、カテーテルや弾性部材などに用いられますが、人工肺の透明な剛性外筒の典型材料ではありません。
選択肢5:ポリビニルアルコール
正答ではありません。 ポリビニルアルコールは親水性などを活かしてハイドロゲル、被覆材料等に利用されますが、本問が問う人工肺の剛性外筒に典型的に使われる材料ではありません。
覚えるポイント
- 人工肺ハウジングの典型材料はポリカーボネート。
- 透明性、剛性、耐衝撃性、射出成形性により、内部の視認と安定した外筒形状を両立する。
- 他材料の物性を全否定せず、「人工肺の剛性外筒に典型的」という比較で判定する。
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