37PM11第37回 臨床工学技士国家試験 過去問

病理・臨床医学呼吸器疾患COPD・喘息・無気肺・ARDS・CO₂ナルコーシス

術後無気肺の徴候として誤っているのはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、術後無気肺の徴候が問われています。

術後無気肺では、肺胞が虚脱して換気が低下します。その結果、低酸素血症、呼吸困難、頻呼吸、発熱などがみられます。

徐脈は術後無気肺の典型的な徴候ではありません。

解説

無気肺とは、肺胞が十分に膨らまず、虚脱した状態です。

術後には、全身麻酔、疼痛による浅い呼吸、痰の貯留、咳嗽力低下、長時間臥床などにより無気肺が起こりやすくなります。

肺胞が虚脱すると、換気されない肺区域が生じます。すると、酸素化が低下し、低酸素血症や呼吸困難をきたします。患者は換気を補おうとして頻呼吸になりやすくなります。

また、術後無気肺では発熱を伴うことがあります。感染を伴う場合は肺炎への進展にも注意が必要です。

一方、低酸素血症では代償的に交感神経活動が高まり、頻脈になりやすいです。徐脈は術後無気肺の典型的徴候としては不適切です。

臨床工学技士としての注意点
術後患者では、SpO₂低下、呼吸数増加、努力呼吸、痰の貯留、胸部聴診所見、人工呼吸器設定、疼痛による浅い呼吸を確認します。早期離床、深呼吸、排痰、適切な鎮痛が無気肺予防に重要です。

選択肢の確認

1.記述としては正しい。
無気肺では換気されない肺胞が増えるため、低酸素血症をきたします。

2.記述としては正しい。
換気障害と低酸素血症により、呼吸困難がみられます。

3.記述としては正しい。
術後無気肺では発熱を伴うことがあります。感染を伴う場合は肺炎にも注意します。

4.記述としては正しい。
酸素化低下や換気障害に対する代償として、頻呼吸がみられます。

5.正答。記述としては誤り。
徐脈は術後無気肺の典型的徴候ではありません。低酸素血症では、むしろ頻脈を伴うことが多いです。

覚えるポイント

  • 術後無気肺では、肺胞虚脱により換気が低下します。
  • 代表的徴候は低酸素血症、呼吸困難、頻呼吸、発熱です。
  • 徐脈は術後無気肺の典型的徴候ではありません。
  • 術後は深呼吸、排痰、早期離床、疼痛管理が重要です。
  • 無気肺は肺炎や呼吸不全につながるため早期発見が大切です。

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