38PM80|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
静止している物体に図の加速度を与えて直線運動させる。8秒後までの移動距離[m]はどれか。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、加速度-時間グラフから速度と移動距離を求めます。
加速度は速度の変化を表します。
- 加速度-時間グラフの面積 = 速度の変化量
- 速度-時間グラフの面積 = 移動距離
物体は最初に静止しているため、初速度は0 m/sです。
解説
図から加速度は次のように読み取れます。
- 0〜4 s:加速度 2 m/s²
- 4〜6 s:加速度 0 m/s²
- 6〜8 s:加速度 -4 m/s²
まず、各区間で速度がどう変わるかを考えます。
0〜4 s
初速度は0 m/sです。
- a = 2 m/s²
- t = 4 s
速度の増加は、
- Δv = a × t
- Δv = 2 × 4
- Δv = 8 m/s
したがって、4秒後の速度は8 m/sです。
この区間の移動距離は、等加速度運動より、
- s = 1/2 × a × t²
- s = 1/2 × 2 × 4²
- s = 16 m
4〜6 s
この区間では加速度が0なので、速度は変化しません。
- 速度 = 8 m/s
- 時間 = 2 s
移動距離は、
- s = v × t
- s = 8 × 2
- s = 16 m
6〜8 s
この区間では加速度が -4 m/s² です。
6秒時点の速度は8 m/sなので、
- v0 = 8 m/s
- a = -4 m/s²
- t = 2 s
8秒後の速度は、
- v = v0 + a × t
- v = 8 + (-4) × 2
- v = 0 m/s
つまり、6〜8 sで速度は8 m/sから0 m/sまで直線的に減少します。
この区間の移動距離は、
- s = v0 × t + 1/2 × a × t²
- s = 8 × 2 + 1/2 × (-4) × 2²
- s = 16 - 8
- s = 8 m
よって、8秒後までの移動距離は、
- 全移動距離 = 16 + 16 + 8
- 全移動距離 = 40 m
したがって、答えは40 mです。
図で見るポイント
加速度が正の区間では速度が増加し、加速度が0の区間では速度は一定、加速度が負の区間では速度が減少します。今回は8秒時点で速度がちょうど0になり、途中で逆向きには進んでいません。
ひっかけポイント
加速度の面積をそのまま移動距離にしてはいけません。加速度の面積は速度の変化量です。移動距離を求めるには、速度の変化を考えてから距離を計算します。
選択肢の確認
1.誤り。
0 mは、加速度の正負が打ち消し合うと考えた場合に選びやすい値です。しかし、移動距離は速度の積み重ねであり、0にはなりません。
2.誤り。
16 mは、0〜4 sの移動距離だけを求めた値です。その後の4〜8 sの移動距離を加える必要があります。
3.誤り。
24 mは、0〜4 sの16 mに、6〜8 sの8 mだけを加えた場合に近い値です。4〜6 sの等速運動による16 mを忘れています。
4.正しい。
0〜4 sで16 m、4〜6 sで16 m、6〜8 sで8 m進むため、合計40 mです。
5.誤り。
64 mは、8 m/sの速度で長く進み続けたように扱った場合に近い値です。6〜8 sでは減速しているため、そこまで大きくなりません。
覚えるポイント
- 加速度-時間グラフの面積は速度の変化量です。
- 速度-時間グラフの面積が移動距離です。
- 初速度0から、0〜4 sで速度は8 m/sになります。
- 4〜6 sは加速度0なので、速度8 m/sで等速運動します。
- 6〜8 sは減速し、速度は8 m/sから0 m/sになります。
- 8秒後までの移動距離は 40 m です。