38PM84第38回 臨床工学技士国家試験 過去問

医用基礎工学熱・放射線・光比熱・熱伝導・気化熱・電離作用・生体光特性

熱の伝わり方でないのはどれか。 a.干 渉 b.発 振 c.伝 導 d.対 流 e.放 射(ふく射)

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、熱の伝わり方の基本である3つの様式が問われています。

熱の伝わり方は、主に次の3つです。

  • 伝導
  • 対流
  • 放射(ふく射)

小項目の正誤は次のように整理します。

  • a:熱の伝わり方ではない
  • b:熱の伝わり方ではない
  • c:熱の伝わり方である
  • d:熱の伝わり方である
  • e:熱の伝わり方である

したがって、熱の伝わり方でないa、bを含む選択肢1が正答です。

解説

熱は、高温側から低温側へ移動します。その移動の仕方には、伝導、対流、放射があります。

伝導は、物質内または接触している物質間で、分子や電子の運動を介して熱が伝わる現象です。金属棒の一端を加熱すると反対側も熱くなる、という例が典型です。

対流は、液体や気体などの流体が移動することで熱が運ばれる現象です。温められた空気や水が上昇し、冷たい部分と入れ替わることで熱が広がります。

**放射(ふく射)**は、電磁波として熱が伝わる現象です。物体同士が直接接触していなくても、赤外線などによって熱が伝わります。太陽から地球へ熱が届くのは放射の例です。

一方、干渉は波が重なり合って強め合ったり弱め合ったりする現象です。音波、光波、電磁波などで重要ですが、熱の伝わり方そのものではありません。

発振は、一定の振動や信号を発生させることです。電子回路、超音波、レーザ、発振器などで用いられる用語ですが、熱の伝わり方ではありません。

ひっかけポイント
「干渉」「発振」は物理でよく出る用語ですが、熱移動の三形式ではありません。熱の伝わり方は、まず 伝導・対流・放射 の3つで押さえます。

臨床工学技士としての注意点
医療機器では、加温加湿器、保育器、血液加温器、熱交換器、レーザ治療機器、電気メスなどで熱の移動が関係します。装置の原理だけでなく、熱傷や過加温の安全管理にもつながります。

選択肢の確認

1.正答。熱の伝わり方でない組合せです。
選択肢1はa、bの組合せです。干渉と発振はいずれも熱の伝わり方ではありません。

2.誤り。
選択肢2はa、eの組合せです。aの干渉は熱の伝わり方ではありませんが、eの放射(ふく射)は熱の伝わり方です。

3.誤り。
選択肢3はb、cの組合せです。bの発振は熱の伝わり方ではありませんが、cの伝導は熱の伝わり方です。

4.誤り。
選択肢4はc、dの組合せです。伝導と対流はいずれも熱の伝わり方です。

5.誤り。
選択肢5はd、eの組合せです。対流と放射(ふく射)はいずれも熱の伝わり方です。

覚えるポイント

  • 熱の伝わり方は伝導・対流・放射です。
  • 伝導は、物質内や接触面を通して熱が伝わる現象です。
  • 対流は、液体や気体の流れによって熱が運ばれる現象です。
  • **放射(ふく射)**は、電磁波によって熱が伝わる現象です。
  • 干渉発振は熱の伝わり方ではありません。

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