68AM011|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問
一次救命措置において、胸骨圧迫前に行うべきこととして誤っているのはどれか。
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正解: 5
正答
5(対光反射の確認)
この問題のポイント
一次救命処置では、心停止の判断と胸骨圧迫開始に必要な確認だけを短時間で行うことを理解する問題です。
解説
一次救命処置(BLS)では、まず救助者と傷病者の安全を確保し、肩をたたいて呼びかけるなどして反応を確認します。反応がなければ周囲へ応援を求め、119番通報と自動体外式除細動器(AED)の手配を行います。続いて胸と腹部の動きを見て、普段どおりの呼吸があるかを10秒以内で確認します。呼吸がない、または死戦期呼吸のように正常でない場合は心停止と判断し、ただちに胸骨圧迫を開始します。瞳孔へ光を当てて対光反射を調べることは神経学的評価には用いられますが、BLSで胸骨圧迫前に行う必須手順ではありません。脳や心筋への血流を早く再開することが優先されるため、不要な観察で圧迫開始を遅らせないことが重要です。
選択肢の確認
1.正しい。反応がなければ救急隊を要請するため119番通報を行い、可能なら周囲の人へ通報とAED搬送を依頼します。
2.正しい。交通、火災、感電などの危険がないかを確認し、救助者自身が二次被害に遭わないようにすることが最初です。
3.正しい。呼びかけや刺激に対する反応を短時間で確認し、反応がなければ次の救命手順へ進みます。
4.正しい。普段どおりの呼吸の有無は心停止判断に必要です。死戦期呼吸を正常呼吸と誤認しないことが大切です。
5.誤り。対光反射は胸骨圧迫開始前のBLS手順に含まれず、確認のために圧迫を遅らせてはいけません。
覚えるポイント
- 流れは「安全→反応→通報・AED→呼吸→胸骨圧迫」です。
- 呼吸確認は10秒以内で、死戦期呼吸は正常呼吸とみなしません。
- 対光反射や詳しい神経診察より、早い胸骨圧迫を優先します。
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