68AM012|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問

B 型急性肝炎における HBs 抗原、HBs 抗体、HBe 抗原、HBe 抗体、HBc 抗体の推移を別に示す。 HBc 抗体はどれか。

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正解: 3

正答

3(C)

この問題のポイント

B型急性肝炎のグラフで、発症時に現れてその後も長く残るHBc抗体の曲線を見分ける問題です。

解説

画像の縦軸は血清中の抗原・抗体価、横軸は発症からの時間(月)で、0か月付近に「発症」の矢印があります。AとBは発症前後に山をつくり、それぞれ約2か月、約1か月で消失します。Cは発症後早期から上昇し、4か月頃に高値となった後も9か月まで持続しています。Dは発症後しばらくして現れ、Eは約5か月以降に最も遅く出現します。B型肝炎ウイルスコア抗原に対するHBc抗体は症状出現頃から現れ、急性期の免疫グロブリンM(IgM)型から、長期に残る免疫グロブリンG(IgG)型へ移行するため、長く持続するCに一致します。曲線全体はAがHBs抗原、BがHBe抗原、CがHBc抗体、DがHBe抗体、EがHBs抗体と読めます。抗原が先、対応する抗体が後という時間関係も手掛かりです。

選択肢の確認

1.誤り。Aは発症前から高値となり、発症後約2か月までに消えるHBs抗原の曲線で、長期に残るHBc抗体ではありません。
2.誤り。BはAより低く短期間で消失するHBe抗原の曲線です。HBe抗原はウイルス増殖性・感染性の高さを示す指標です。
3.正しい。Cは発症頃から上昇して長く持続しており、IgM型からIgG型へ移行するHBc抗体の推移に合います。
4.誤り。DはHBe抗原が低下した後に現れるHBe抗体の曲線で、HBe抗原からHBe抗体へのセロコンバージョンを表します。
5.誤り。EはHBs抗原消失後の回復期に遅れて現れるHBs抗体で、感染後の免疫成立を示します。

覚えるポイント

  • 急性B型肝炎ではIgM-HBc抗体が急性期の指標です。
  • 総HBc抗体は感染後長く残り、ワクチン接種だけでは陽性になりません。
  • HBs抗原消失後にHBs抗体が現れる間をウインドウ期と呼びます。

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