68AM021|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問

体性感覚の伝導路を含むのはどれか。

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正解: 5

正答

5(視床)

この問題のポイント

体性感覚の上行路を、運動の下行路、聴覚路、視覚路と区別し、大脳皮質へ至る中継部位を選ぶ問題です。

解説

体幹・四肢の体性感覚には、精細な触覚・振動覚・意識的固有感覚を伝える後索‐内側毛帯路と、痛覚・温度覚などを伝える脊髄視床路があります。後索‐内側毛帯路は脊髄後索を同側性に上行して延髄でニューロンを替え、交叉後に内側毛帯として視床の後外側腹側核へ向かいます。脊髄視床路は脊髄内で早く交叉し、反対側の前外側索を上行して同じく視床へ達します。視床で中継された信号は内包を通って大脳皮質の一次体性感覚野へ投射されます。顔面の体性感覚も三叉神経系から視床の後内側腹側核を経由します。したがって、体性感覚伝導路を含むのは視床です。他の選択肢は運動、聴覚、視覚に対応します。

選択肢の確認

1.誤り。前根は脊髄前角などから出る遠心性の運動線維を含みます。体性感覚線維は後根から脊髄へ入ります。
2.誤り。錐体路は大脳皮質から脳幹・脊髄へ向かう随意運動の下行路で、体性感覚を上行させる路ではありません。
3.誤り。外側毛帯は蝸牛神経核・上オリーブ核などから下丘へ向かう聴覚伝導路の一部です。
4.誤り。外側膝状体は網膜から視索を経て届く視覚情報を視覚野へ中継する核です。体性感覚の中継核ではありません。
5.正しい。視床は後索‐内側毛帯路や脊髄視床路からの体性感覚を受け、大脳皮質体性感覚野へ中継します。

覚えるポイント

  • 体性感覚は最終的に視床を経て一次体性感覚野へ向かいます。
  • 前根は運動、後根は感覚です。
  • 外側毛帯は聴覚、外側膝状体は視覚です。

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