68AM030|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問
糖尿病の診断で糖尿病型の判定に用いられないのはどれか。
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正解: 4
正答
4(グリコアルブミン)
この問題のポイント
糖尿病型を判定する4つの基準値と、治療中の血糖コントロールをみる補助指標を区別する問題です。
解説
糖尿病型とは、①早朝空腹時血糖値126 mg/dL以上、②75 g経口ブドウ糖負荷試験〈75 g OGTT〉2時間値200 mg/dL以上、③随時血糖値200 mg/dL以上、④ヘモグロビンA1c〈HbA1c〉6.5%以上、のいずれかに該当する状態です。ただし、糖尿病の確定診断は糖尿病型を一度示しただけで必ず成立するわけではなく、別日の再検査、血糖値とHbA1cの組合せ、または典型症状などを含む診断手順に従います。グリコアルブミン〈GA〉は血清アルブミンが血糖により糖化された割合で、アルブミンの代謝回転が赤血球寿命より短いため、おおむね過去2〜3週間の平均血糖を反映します。治療変更後の短期間の変化や、赤血球寿命の変化でHbA1cが評価しにくい場合に役立ちますが、甲状腺疾患、ネフローゼ症候群、肝硬変などアルブミン代謝が変わる病態の影響を受けます。GAは有用な管理指標でも、糖尿病型の判定基準そのものではないため4が正答です。
選択肢の確認
1.正しい。HbA1c 6.5%以上は糖尿病型の判定基準です。ただしHbA1c単独の一回測定だけでの確定診断とは区別します。
2.正しい。食事時刻を問わない随時血糖値200 mg/dL以上は糖尿病型です。口渇、多飲、多尿、体重減少なども診断時に確認します。
3.正しい。10時間以上絶食した早朝空腹時血糖値126 mg/dL以上は糖尿病型です。
4.誤り。GAは短期の血糖コントロールを反映する補助指標であり、糖尿病型を定義する4基準には含まれません。
5.正しい。75 g OGTTの負荷後2時間血糖値200 mg/dL以上は糖尿病型です。
覚えるポイント
- 糖尿病型は空腹時126、随時200、75 g OGTT 2時間200 mg/dL以上です。
- HbA1c 6.5%以上も糖尿病型ですが、確定診断の手順は別に考えます。
- GAは過去2〜3週間、HbA1cは過去1〜2か月程度の血糖を主に反映します。
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