68AM043|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問

消化管から分泌されないのはどれか。

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正解: 4

正答

4(カルシトニン)

この問題のポイント

消化管の内分泌細胞が分泌するホルモンと、甲状腺から分泌されるカルシウム調節ホルモンを区別する問題です。

解説

消化管粘膜には、管腔内の栄養素や酸を感知してホルモンを血中へ分泌する内分泌細胞が散在します。ガストリンは胃前庭部を中心とするG細胞から分泌され、胃酸分泌や胃粘膜増殖を促します。セクレチンは十二指腸S細胞が酸性内容物に反応して分泌し、膵管細胞などからの重炭酸分泌を促進します。インクレチンは経口摂取した糖に応答して腸管から分泌され、血糖依存性にインスリン分泌を増やすホルモン群で、グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド〈GIP〉とグルカゴン様ペプチド-1〈GLP-1〉が代表です。コレシストキニン〈CCK〉は十二指腸・空腸I細胞から分泌され、胆嚢収縮と膵酵素分泌を促します。これらに対しカルシトニンは甲状腺の傍濾胞細胞〈C細胞〉から分泌され、破骨細胞による骨吸収を抑える方向に働くため、消化管由来ではありません。

選択肢の確認

1.正答ではない(記述は正しい)。ガストリンは主に胃前庭部のG細胞から分泌される消化管ホルモンで、胃酸分泌を促進します。
2.正答ではない(記述は正しい)。セクレチンは主に十二指腸S細胞から分泌され、酸を中和する重炭酸分泌を促します。
3.正答ではない(記述は正しい)。インクレチンであるGIPは主に上部小腸K細胞、GLP-1は主に回腸・大腸L細胞から分泌されます。
4.正答(記述は誤り)。カルシトニンは甲状腺C細胞から分泌されるため、消化管から分泌されません。甲状腺髄様癌の腫瘍マーカーとしても重要です。
5.正答ではない(記述は正しい)。CCKは十二指腸・空腸のI細胞から分泌される消化管ホルモンで、脂肪やアミノ酸に反応します。

覚えるポイント

  • ガストリンはG細胞、セクレチンはS細胞、CCKはI細胞です。
  • インクレチンはGIPとGLP-1で、血糖依存性にインスリン分泌を促します。
  • カルシトニンは消化管ではなく甲状腺C細胞から分泌されます。

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