68AM062|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問

B リンパ球で正しいのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 4・5

正答

4(抗体産生細胞に分化する)、5(健常成人の末梢血ではTリンパ球よりも少ない)

この問題のポイント

Bリンパ球の成熟場所、系列マーカー、サイトカインへの反応、最終分化と末梢血での割合を整理する問題です。

解説

Bリンパ球は造血幹細胞から分化し、ヒトでは骨髄内で免疫グロブリン遺伝子を再構成して成熟します。成熟B細胞は表面免疫グロブリンのほか、CD19、CD20、CD21、CD79aなどを発現します。抗原を認識してヘルパーT細胞などの助けを受けると、抗体を大量に分泌する形質細胞と、再感染時に速やかに応答する記憶B細胞へ分化します。インターロイキン6〈IL-6〉は炎症性サイトカインであると同時に、B細胞の形質細胞への分化や抗体産生を促す方向に働くため、「機能を抑制する」は逆です。健常成人の末梢血リンパ球ではTリンパ球が多数を占め、Bリンパ球は一般にそれより少数です。胸腺で成熟しCD3を発現するT細胞、骨髄で成熟し抗体産生へ進むB細胞という対比が基本です。

選択肢の確認

1.誤り。胸腺で正・負の選択を受けて成熟するのはTリンパ球であり、ヒトのBリンパ球は骨髄で成熟します。
2.誤り。CD13は顆粒球・単球系などにみられる代表的な骨髄系マーカーで、成熟Bリンパ球の基本マーカーではありません。
3.誤り。IL-6はB細胞の最終分化や形質細胞の抗体産生を促進するため、機能を抑制するという説明は反対です。
4.正しい。抗原刺激を受けたBリンパ球は形質細胞へ分化し、免疫グロブリンすなわち抗体を産生します。
5.正しい。健常成人末梢血ではTリンパ球がリンパ球の大半を占め、Bリンパ球の割合はTリンパ球より低いです。

覚えるポイント

  • B細胞は骨髄で成熟し、形質細胞になって抗体を産生します。
  • B細胞の代表マーカーはCD19・CD20、骨髄系はCD13です。
  • IL-6はB細胞の分化・抗体産生を促す方向に働きます。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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