68AM086|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問
カラム凝集法の反応像を別に示す。 正しいのはどれか。

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正解: 5
正答
5(AB型・RhD陽性)
この問題のポイント
カラム凝集像を左から表試験・RhD判定・対照・裏試験の順に読み、表裏一致を確認する問題です。
解説
画像には左から「抗A」「抗B」「抗D」「Ctrl」「A1血球」「B血球」の6カラムが並んでいます。カラム凝集法では、凝集した赤血球はゲルまたはビーズ層を通過できずカラム内に保持されるため陽性、凝集しない赤血球は底部へ赤いペレットとして沈むため陰性です。画像を実見すると、抗A・抗B・抗Dでは赤血球がカラム内に帯状に残っており陽性です。Ctrlは底部に沈み陰性なので、抗Dの反応を有効に判定できます。したがって患者赤血球はA抗原、B抗原、D抗原をすべてもつと読めます。裏試験のA1血球・B血球はいずれも底部ペレットで陰性であり、患者血漿中に抗Aも抗Bもないことを示します。表試験のAB型と裏試験が一致し、抗D陽性なのでAB型・RhD陽性です。
選択肢の確認
1.誤り。A型RhD陽性なら抗A・抗Dは陽性ですが、B抗原をもたないため抗Bは陰性となり、裏試験ではB血球が陽性になります。
2.誤り。O型RhD陽性なら抗A・抗Bは陰性、抗Dのみ陽性で、裏試験のA1血球とB血球はともに陽性となります。
3.誤り。O型RhD陰性なら抗A・抗B・抗Dがすべて陰性となり、画像の3本の陽性像と一致しません。
4.誤り。抗A・抗B陽性と裏試験陰性からAB型までは合いますが、画像の抗Dは明らかに陽性なのでRhD陰性ではありません。
5.正しい。抗A・抗B陽性、裏試験のA1血球・B血球陰性でAB型、さらに抗D陽性でRhD陽性です。
覚えるポイント
- カラム内に凝集赤血球が残る=陽性、底部ペレット=陰性。
- 表試験は患者赤血球の抗原、裏試験は患者血漿中の抗体をみる。
- RhD判定は抗Dだけでなく、対照が陰性であることも確認する。
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