68PM016|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問
心周期現象の圧曲線模式図を別に示す。 大動脈圧曲線はどれか。

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正解: 1
正答
1(①)
この問題のポイント
圧の高さ、拡張期にも残る圧、大動脈弁閉鎖時の切痕から大動脈圧曲線を同定する問題です。
解説
図の縦軸は圧で単位はmmHg、下段は心電図です。青色の①は拡張期にも約75 mmHgを保ち、心室収縮に伴って約120 mmHgまで上昇し、下降脚に小さな切れ込みが実際に描かれています。この切れ込みは大動脈弁が閉じた瞬間に生じる重複切痕であり、①が大動脈圧である決め手です。赤色②は拡張期にほぼ0 mmHgまで下がり、QRS波後の心室収縮で急上昇して①をわずかに上回る左室圧です。左室圧が大動脈圧を超えると大動脈弁が開き、両曲線がほぼ同じ圧で推移します。収縮末期に左室圧が大動脈圧を下回ると弁が閉じ、①に切痕ができます。黒色③は収縮期約25 mmHg・拡張期ほぼ0の右室圧、緑色④は拡張期にも約10 mmHgを保つ肺動脈圧、黄色⑤はa・v波をもつ心房圧に相当する低圧曲線です。
選択肢の確認
1.正しい。①は約75〜120 mmHgの高圧を示し、拡張期圧を保ちながら下降脚に大動脈弁閉鎖による切痕があります。
2.誤り。②は収縮期のみ約120 mmHgへ急上昇し、拡張期にほぼ0となる左室圧曲線です。
3.誤り。③は収縮期約25 mmHg、拡張期ほぼ0の右室圧曲線で、大動脈圧より著しく低値です。
4.誤り。④は約10〜25 mmHgの低圧系で拡張期圧も残る肺動脈圧曲線です。
5.誤り。⑤は数mmHgから十数mmHgで緩やかなa波・v波を示す心房圧曲線です。
覚えるポイント
- 大動脈圧は約120/80 mmHgで拡張期にも高い圧が残ります。
- 大動脈圧下降脚の重複切痕は大動脈弁閉鎖を示します。
- 心室圧は拡張期に低下し、動脈圧を超えると半月弁が開きます。
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