68PM028|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問

眼底写真を別に示す。 矢印で示すのはどれか。

68PM028の問題画像
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正解: 5

正答

5.視神経乳頭

この問題のポイント

眼底写真で、色調と網膜血管の出入り方から視神経乳頭を同定する問題です。

解説

画像を観察すると、矢印の先には周囲の眼底より明るい円形から楕円形の領域があり、複数の網膜血管がそこから放射状に出ています。この二つの所見が視神経乳頭を示す決め手です。視神経乳頭は、網膜神経節細胞の軸索が集まって視神経として眼球外へ出る部位で、網膜中心動脈・静脈もここを通ります。視細胞がないため、生理的盲点に対応します。黄斑は視神経乳頭の耳側に位置する比較的暗い領域で、その中央のくぼみが中心窩です。中心窩は錐体細胞が密集し、最も高い視力を担います。この写真でも乳頭から血管が分岐する様子は明瞭ですが、矢印は黄斑や中心窩ではなく明るい血管集束部を指しています。白斑は網膜の病的な白色病変を表す一般的な呼び方であり、正常解剖構造である乳頭とは区別します。水晶体は眼球前方の透明な屈折器官で、眼底写真で網膜上の構造として矢印表示されるものではありません。画像には計測軸や部位ラベルはないため、形と血管走行から判断します。

選択肢の確認

1.黄斑:誤り。黄斑は乳頭の耳側にある比較的暗い領域で、血管が放射状に出る明るい円形部ではありません。
2.白斑:誤り。白斑は病的な白色病変を指し、網膜血管の出入口となる正常構造ではありません。
3.水晶体:誤り。水晶体は虹彩の後方にある眼球前部の屈折器官で、眼底上の矢印の位置にはありません。
4.中心窩:誤り。中心窩は黄斑中央にあり、視神経乳頭より暗く、血管が直接通らない領域です。
5.視神経乳頭:正しい。明るい円形部から網膜血管が出入りする画像所見と一致します。

覚えるポイント

  • 視神経乳頭は明るい円形部で、網膜血管が放射状に出入りする。
  • 黄斑は乳頭の耳側にあり、その中央が中心窩である。
  • 視神経乳頭には視細胞がなく、生理的盲点に対応する。

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