68PM032|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問
放射線に関する物理量と単位の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4.線量当量 ― Sv
この問題のポイント
放射線に関する量を、何を表す量かまで理解して正しい単位と対応させる問題です。
解説
放射線の単位は、線源の強さ、物質が受け取ったエネルギー、生体影響など、表す対象によって異なります。放射能は単位時間当たりの原子核壊変数で、単位はベクレル(Bq)です。1 Bqは1秒間に1回の壊変を意味します。吸収線量は物質1 kg当たりに吸収されたエネルギーで、単位はグレイ(Gy)です。1 Gyは1 J/kgに相当します。照射線量はX線・γ線が空気中に生じさせる電荷を質量当たりで表す量で、単位はC/kgです。線量当量は吸収線量に放射線の種類による影響を考慮した量で、単位はシーベルト(Sv)です。現在の放射線防護では等価線量・実効線量にもSvを用います。放射線エネルギーそのものはジュール(J)や電子ボルト(eV)で表します。したがって、量と単位が正しく組み合わされているのは「線量当量―Sv」だけです。名称を丸暗記するより、「Bqは線源で何回壊変するか、Gyは物質が何J/kg受け取ったか、Svは生体影響を加味した量」と整理すると混同しにくくなります。
選択肢の確認
1.放射能 ― eV:誤り。放射能の単位はBqであり、eVはエネルギーの単位です。
2.吸収線量 ― C/kg:誤り。吸収線量はGyで表し、C/kgは照射線量の単位です。
3.照射線量 ― Gy:誤り。照射線量はC/kgで表し、Gyは吸収線量の単位です。
4.線量当量 ― Sv:正しい。放射線の種類による生体影響を考慮した線量当量はSvで表します。
5.放射線エネルギー ― Bq:誤り。エネルギーはJやeVで表し、Bqは1秒当たりの壊変数です。
覚えるポイント
- Bqは放射能で、1 Bqは1秒間に1壊変である。
- Gyは吸収線量で、1 Gyは1 J/kgである。
- Svは線量当量・等価線量・実効線量など生体影響を考慮する量に用いる。
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