69AM022|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問

運動単位を構成するのはどれか。 2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 2・4

正答

2.骨格筋細胞、4.下位運動ニューロン

この問題のポイント

運動単位を、1個のα運動ニューロンと、それが神経筋接合部を介して支配する錘外筋線維群として捉える問題です。

解説

運動単位は、脊髄前角または脳幹運動核に細胞体をもつ1個のα運動ニューロンと、その軸索が分枝して支配するすべての骨格筋細胞、すなわち錘外筋線維から構成されます。α運動ニューロンは末梢神経を通り、各筋線維の神経筋接合部でアセチルコリンを放出して筋収縮を起こす下位運動ニューロンです。1個の運動ニューロンが興奮すると、その運動単位に属する筋線維群がほぼ同時に活動します。細かな運動を担う外眼筋や手指筋では1ニューロンが支配する筋線維数が少なく、強い力を出す大筋群では多くなります。筋力は活動する運動単位数を増やす動員と、発火頻度を高めることで調節されます。Ⅰa線維は筋紡錘の一次終末から伸張情報を中枢へ伝える感覚性求心線維で、運動単位そのものではありません。γ運動ニューロンは筋紡錘内の錘内筋線維を支配して感度を調節しますが、通常「運動単位」と呼ぶ収縮力発生系はα運動ニューロンと錘外筋線維です。上位運動ニューロンは大脳皮質などから下位運動ニューロンを調節しますが、末梢の運動単位には含めません。

選択肢の確認

1.Ⅰa線維:誤り。筋紡錘から筋長・伸張速度を中枢へ伝える感覚性求心線維です。
2.骨格筋細胞:正しい。α運動ニューロンに支配される錘外筋線維群が運動単位の効果器です。
3.γ運動ニューロン:誤り。錘内筋線維を支配して筋紡錘の感度を調節し、通常の運動単位の構成ニューロンではありません。
4.下位運動ニューロン:正しい。運動単位の神経要素は下位運動ニューロンであるα運動ニューロンです。
5.上位運動ニューロン:誤り。下位運動ニューロンを中枢から制御しますが、1個の末梢運動単位には含まれません。

覚えるポイント

  • 運動単位=1個のα運動ニューロン+支配する全錘外筋線維である。
  • Ⅰa線維は感覚性求心線維、γ運動ニューロンは錘内筋線維を支配する。
  • 運動単位の動員数と発火頻度で筋力を調節する。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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