68PM044|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問

炭化水素鎖中に1つの二重結合を持つ脂肪酸はどれか。

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正解: 1

正答

1.オレイン酸

この問題のポイント

脂肪酸を炭素数と二重結合数で表す記号から、一価不飽和脂肪酸を選ぶ問題です。

解説

脂肪酸は「炭素数:二重結合数」で表すと整理しやすく、二重結合が0個なら飽和脂肪酸、1個なら一価不飽和脂肪酸、2個以上なら多価不飽和脂肪酸です。オレイン酸は18:1で、炭素数18、二重結合1個をもつ一価不飽和脂肪酸です。天然のオレイン酸では二重結合は通常cis型で、カルボキシ基側から数えて9番目にあるためcis-Δ9、メチル末端側から数えるとn-9系に分類されます。二重結合のある部分で炭化水素鎖が折れ曲がりやすく、同じ炭素数の飽和脂肪酸より分子同士が密に並びにくいため、融点は低くなります。リノール酸は18:2のn-6系、α-リノレン酸は18:3のn-3系で、どちらも多価不飽和脂肪酸です。ステアリン酸は18:0、パルミチン酸は16:0で、二重結合をもたない飽和脂肪酸です。ヒトはリノール酸とα-リノレン酸に必要な位置へ二重結合を導入できないため、これらは食事から摂取すべき必須脂肪酸です。本問では名称だけでなく、各脂肪酸の「炭素数:二重結合数」を並べて比較すると確実です。

選択肢の確認

1.オレイン酸:正しい。18:1であり、二重結合を1個もつ一価不飽和脂肪酸です。
2.リノール酸:誤り。18:2で、二重結合を2個もつn-6系多価不飽和脂肪酸です。
3.ステアリン酸:誤り。18:0で、二重結合をもたない飽和脂肪酸です。
4.パルミチン酸:誤り。16:0で、二重結合をもたない飽和脂肪酸です。
5.α-リノレン酸:誤り。18:3で、二重結合を3個もつn-3系多価不飽和脂肪酸です。

覚えるポイント

  • パルミチン酸16:0、ステアリン酸18:0、オレイン酸18:1である。
  • リノール酸は18:2・n-6、α-リノレン酸は18:3・n-3である。
  • 二重結合0個は飽和、1個は一価不飽和、2個以上は多価不飽和と分類する。

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