68PM054|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問

外胚葉から発生するのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 4・5

正答

4(中枢神経)、5(副腎髄質)

この問題のポイント

三胚葉のうち、神経管と神経堤を作る外胚葉由来の器官を選ぶ問題です。

解説

受精後の胚は外胚葉・中胚葉・内胚葉の三胚葉へ分化します。外胚葉のうち表皮外胚葉は皮膚の表皮やその付属器、神経外胚葉は神経系を形成します。神経板が陥入してできる神経管から脳と脊髄、すなわち中枢神経系が発生します。神経管が閉じる際にその背側から移動する神経堤細胞は、末梢神経節、Schwann細胞、メラノサイト、副腎髄質のクロム親和性細胞などへ分化します。したがって中枢神経と副腎髄質が外胚葉由来です。一方、前腸・中腸・後腸に由来する消化管・呼吸器の上皮は内胚葉由来で、気管上皮と結腸上皮が該当します。ただし、それらの軟骨、平滑筋、結合組織は中胚葉由来です。脾臓は消化管上皮からではなく、背側胃間膜内の間葉から発生するため中胚葉由来です。器官全体では複数胚葉が混在するため、国試では主要実質や指定された部位の由来を確認します。

選択肢の確認

1.誤り。気管の上皮・腺は前腸内胚葉から発生します。気管軟骨や平滑筋などは側板中胚葉由来です。
2.誤り。結腸上皮は中腸または後腸の内胚葉に由来し、壁の筋・結合組織は中胚葉に由来します。
3.誤り。脾臓は背側胃間膜内の間葉から形成される中胚葉由来の臓器です。
4.正しい。脳と脊髄からなる中枢神経は、外胚葉が形成する神経管に由来します。
5.正しい。副腎髄質のクロム親和性細胞は外胚葉由来の神経堤細胞から形成されます。副腎皮質は中胚葉由来です。

覚えるポイント

  • 神経管は脳・脊髄、神経堤は末梢神経系や副腎髄質を作ります。
  • 気管・消化管の上皮は内胚葉由来です。
  • 副腎は髄質が外胚葉、皮質が中胚葉由来です。

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