68PM052|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問
乳腺で癌が発生しやすい部位はどれか。
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正解: 3
正答
3(外側上部)
この問題のポイント
乳房を4象限と乳頭部に分けたとき、乳腺組織が豊富で乳癌が最も多い領域を選ぶ問題です。
解説
乳房は乳頭を中心に内側上部、内側下部、外側上部、外側下部の4象限へ分けて病変位置を記録します。乳癌はどの領域にも発生しますが、最も多いのは外側上部です。この領域には乳腺実質が比較的豊富で、乳腺組織が腋窩へ伸びる腋窩尾部まで連続するため、腫瘤の発生母地となる組織量が多いことが背景にあります。外側乳房のリンパは主に腋窩リンパ節へ流れるため、診察・画像検査では乳房だけでなく腋窩尾部と腋窩リンパ節も確認します。ただし、「好発部位」はその部位にしか発生しないという意味ではありません。内側病変は胸骨傍リンパ節への流れ、乳頭・乳輪部では乳管内病変の乳頭進展や乳房Paget病など、位置に応じた広がり方も考えます。本問は部位別頻度を問うため、外側上部を選びます。
選択肢の確認
1.誤り。内側上部にも乳癌は発生しますが、乳腺組織量の多い外側上部より発生頻度は低く、最多部位ではありません。
2.誤り。内側下部も発生部位になり得ますが、4象限の中で外側上部を上回る好発部位ではありません。
3.正しい。外側上部は乳腺組織が豊富で腋窩尾部へ続き、乳癌が最も発生しやすい領域です。
4.誤り。外側下部も外側領域ですが、外側上部ほど発生頻度は高くありません。
5.誤り。乳頭部には乳房Paget病など特徴的な病変がみられますが、浸潤性乳癌全体の最多発生部位ではありません。
覚えるポイント
- 乳癌の好発部位は外側上部です。
- 外側上部の乳腺は腋窩尾部へ連続します。
- 外側乳房の主な所属リンパ節は腋窩リンパ節です。
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