68PM062|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問

細胞浮遊液の細胞数を算定した。Bürker-Türk 計算盤を別に示す。 図中に赤字で示す数字は、赤点線で囲った各大区画にある細胞数である。検体は、 希釈せず使用し、大区画の容積は 0.1 μL とする。 細胞浮遊液の細胞数»/μL¼はどれか。

68PM062の問題画像
解答・解説を見る

正解: 3

正答

3(90個/µL)

この問題のポイント

計数した細胞の合計を4区画の総容積で割り、希釈倍数を掛けて1 µL当たりの細胞数を求める問題です。

解説

実画像はBürker-Türk計算盤の格子図で、四隅に赤い点線で囲まれた大区画が4つあります。各大区画の近くには赤字で左上10、右上8、左下7、右下11と表示され、問題文はこれらを各区画内の細胞数と指定しています。青い点が盤面全体に描かれていますが、計算には赤字で与えられた4つの数を使います。計数細胞数の合計は10+8+7+11=36個です。1大区画の容積は0.1 µLなので、4区画の総容積は0.1×4=0.4 µLです。検体は希釈していないため希釈倍数は1であり、細胞濃度=36個÷0.4 µL×1=90個/µLとなります。図には座標軸や倍率、矢印はありません。実際に境界上の細胞を数える場合は、上辺・左辺を含め下辺・右辺を除くなど一定の規則を用いて二重計数を防ぎますが、本問では区画ごとの数が既に示されているので数え直す必要はありません。

選択肢の確認

1.誤り。9個/µLは36個を4区画で割った「1区画当たりの平均個数」に相当し、容積0.1 µLから1 µLへの換算が抜けています。
2.誤り。36は4大区画で実際に数えた細胞の合計であり、計数容積0.4 µL中の個数です。1 µL当たりの濃度ではありません。
3.正しい。総細胞数36個を総容積0.4 µLで割ると、36÷0.4=90個/µLです。希釈補正は不要です。
4.誤り。360個/µLは36個に10を掛けた値で、4区画すべてを数えたのに総容積を1区画分の0.1 µLとして扱った過大計算です。
5.誤り。900個/µLは正答の10倍で、希釈していない検体へ不要な10倍補正を加えた値です。

覚えるポイント

  • 細胞濃度=計数細胞数÷計数総容積×希釈倍数です。
  • 本問の総容積は4×0.1=0.4 µLです。
  • 区画を複数数えたら、1区画ではなく全区画の容積で割ります。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。

関連問題

← 68PM06168PM063 →
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)