69AM030|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問

血漿血糖値が高い順に並んでいるのはどれか。

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正解: 4

正答

4(動脈>毛細血管>静脈)

この問題のポイント

血液が末梢組織を通過する間にグルコースが取り込まれることから、採血部位による血糖差を考える問題です。

解説

消化管から吸収されたグルコースは肝臓を経て動脈血で末梢組織へ運ばれます。動脈血は筋や脂肪組織がグルコースを取り込む前なので最も高く、毛細血管を流れる間にインスリン作用などによって組織へ移行し、組織を通過した静脈血では低くなります。指先穿刺で得る毛細血管血は細動脈血、細静脈血、組織液の混合ですが動脈血の影響が強いため、血漿血糖の順は動脈>毛細血管>静脈です。この差は糖負荷後や食後のように組織への糖の流入と取り込みが大きいときに明瞭で、空腹時には差が小さくなります。また、同じ採血部位でも全血は赤血球の容積を含むため血漿より低めに出ますが、本問はすべて血漿値を比較している点が重要です。検査結果を比較するときは、静脈血漿、毛細血管全血など検体の種類と採血時点をそろえます。

選択肢の確認

1.誤り。静脈血は末梢組織でグルコースが取り込まれた後の血液であり、動脈血や毛細血管血より高くはなりません。
2.誤り。静脈>毛細血管>動脈は生理的な糖の供給方向と逆で、静脈血を最高とする点が誤りです。
3.誤り。動脈血を最高とする点はよいものの、毛細血管血は静脈血より動脈血に近いため、静脈と毛細血管の順が逆です。
4.正しい。動脈血が組織流入前で最も高く、毛細血管血が中間、組織通過後の静脈血が最も低くなります。
5.誤り。毛細血管血は動脈血に近い値を示しますが、組織へ流入する前の動脈血を上回る順序ではありません。

覚えるポイント

  • 血漿血糖は動脈>毛細血管>静脈の順になる。
  • 採血部位差は食後・糖負荷後に大きく、空腹時には小さい。
  • 血糖値を比較するときは血漿か全血か、静脈か毛細血管かを確認する。

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