69PM008|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問

真核生物における mRNA の開始コドンはどれか。

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正解: 1

正答

1(AUG)

この問題のポイント

真核生物の翻訳で読み枠を決め、開始メチオニンを指定する標準的な開始コドンを選ぶ問題です。

解説

メッセンジャーリボ核酸〈messenger RNA:mRNA〉の塩基は5′側から3個ずつコドンとして読まれます。真核生物では、小リボソームサブユニットと開始因子、開始メチオニンを結合した開始tRNAがmRNAの5′キャップ側へ集合し、通常は下流へ走査して適切なKozak配列中のAUGを認識します。AUGが開始コドンとして選ばれると、開始tRNAのアンチコドンと対合してメチオニンが最初に置かれ、そこから3塩基単位の読み枠が確定します。同じAUGは翻訳途中では通常のメチオニンコドンとしても働きます。翻訳を終了させるコドンはUAA、UAG、UGAで、対応するアミノアシルtRNAはなく、終結因子が認識します。まれな非AUG開始はありますが、国家試験で問う標準的な真核生物開始コドンはAUGです。選択肢はそれぞれどのアミノ酸・機能を指定するかで判定します。

選択肢の確認

1.正しい。AUGはメチオニンを指定し、適切な開始配列中では真核生物の標準的な翻訳開始コドンとして働きます。
2.誤り。CUGは遺伝暗号表ではロイシンを指定するコドンで、標準的な開始コドンではありません。
3.誤り。GUCはバリンを指定するセンスコドンであり、翻訳開始を指示しません。
4.誤り。UACはチロシンを指定するセンスコドンであり、開始コドンではありません。
5.誤り。UAGはアミノ酸を指定しない終止コドンの一つで、終結因子に認識されて翻訳を終了させます。

覚えるポイント

  • 標準的な開始コドンはAUGで、メチオニンを指定する。
  • 終止コドンはUAA・UAG・UGAである。
  • 開始コドンの選択によって以後の3塩基単位の読み枠が決まる。

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