69PM036|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問
Michaelis‑Menten の式に従う酵素反応で、反応速度が Vmax の 75%となる基質濃度は Km 値の何倍か。 ただし、Vmax は最大反応速度、Km は Michaelis 定数とする。
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正解: 4
正答
4(3)
この問題のポイント
Michaelis-Menten式で反応速度が最大速度の75%になる基質濃度を、Kmの何倍かとして計算する問題です。
解説
単一基質のMichaelis-Menten型酵素反応では、反応初速度vは、最大反応速度Vmax、Michaelis定数Km、基質濃度[S]を用いて、v=Vmax×[S]/(Km+[S])と表します。問題の条件v=0.75Vmaxを代入し、両辺をVmaxで割ると、0.75=[S]/(Km+[S])です。両辺に分母を掛けると0.75Km+0.75[S]=[S]、したがって0.75Km=0.25[S]となり、[S]=3Kmを得ます。Kmはv=Vmax/2となる基質濃度で、酵素と基質の見かけの親和性を表す指標です。基質濃度を増やすとvはVmaxへ近づきますが、飽和曲線なので比例して無限に増えるわけではありません。比率問題では[S]=nKmと置けば、v/Vmax=n/(1+n)とすぐ計算できます。今回はn/(1+n)=3/4なのでn=3です。
選択肢の確認
1.誤り。[S]=0.5Kmならv/Vmax=0.5/1.5=1/3で、約33%です。
2.誤り。[S]=Kmならv/Vmax=1/2となります。これはKmの定義に対応する50%です。
3.誤り。[S]=2Kmならv/Vmax=2/3で、約67%です。
4.正しい。[S]=3Kmならv/Vmax=3/4=0.75となり、最大速度の75%です。
5.誤り。[S]=5Kmならv/Vmax=5/6で、約83%となり75%を超えます。
覚えるポイント
- Michaelis-Menten式はv=Vmax[S]/(Km+[S])である。
- [S]=Kmのときv=Vmax/2となる。
- [S]=nKmならv/Vmax=n/(1+n)と置くと速く解ける。
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