69PM085|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問
不規則抗体同定検査の結果を以下に示す。 D C c E e Jka Jkb Fya Fyb M N Sal IAT 1 + + + + + + 0 + 0 0 + ( + ) + 0 + + 0 0 + + + + + + + 3 + 0 + 0 + 0 + 0 + + 0 + 0 4 0 + 0 0 + + + 0 + 0 + 0 0 5 0 0 + 0 + + 0 + 0 0 + 0 0 6 0 0 + + + 0 + + + 0 + 0 + 自己 0 0 Sal:生理食塩液法 IAT:間接抗グロブリン試験可能性の高い抗体はどれか。 2 つ選べ。
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正解: 3・5
正答
3(抗E)、5(抗M)
この問題のポイント
不規則抗体同定では、生理食塩液法と間接抗グロブリン試験の反応を分け、陽性パネル血球に共通する抗原を探す問題です。
解説
表を反応相ごとに読むと、生理食塩液法〈Sal〉はパネル血球2・3で陽性、1・4・5・6で陰性です。M抗原は2・3が陽性、1・4・5・6が陰性で反応と完全に一致するため、低温反応性のIgM抗体であることが多い抗Mが考えられます。間接抗グロブリン試験〈IAT〉は血球1・2・6で陽性、3・4・5で陰性です。E抗原も1・2・6が陽性、3・4・5が陰性で一致するため、臨床的意義をもつIgG抗体となり得る抗Eが考えられます。自己対照はSal、IATとも陰性なので、自己抗体より同種抗原に対する不規則抗体を支持します。候補抗体は、抗原陽性血球で反応し、抗原陰性血球で反応しないことを複数本で確認します。単に一つの陽性血球だけで決めず、各反応相の全パターンを照合することが重要です。
選択肢の確認
1.誤り。c抗原は血球1・2・3・5・6で陽性ですが、IAT陰性の3・5もc陽性であり、反応パターンと一致しません。
2.誤り。C抗原は血球1・4で陽性ですが、IATでは1が陽性、4が陰性であるため抗Cだけでは説明できません。
3.正しい。E抗原陽性の血球1・2・6がすべてIAT陽性で、E抗原陰性の3・4・5がIAT陰性なので抗Eが強く示唆されます。
4.誤り。Fyb抗原陽性の血球2・3・4・6のうち3・4がIAT陰性であり、抗Fybのパターンではありません。
5.正しい。M抗原陽性の血球2・3だけがSal陽性で、M抗原陰性血球はSal陰性なので抗Mが示唆されます。
覚えるポイント
- Sal陽性の2・3はM抗原陽性と一致し、抗Mを示す。
- IAT陽性の1・2・6はE抗原陽性と一致し、抗Eを示す。
- 自己対照陰性は同種抗体を支持し、反応相ごとに抗原表と照合する。
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