70AM078|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
細菌の遺伝に関する記述で正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
細菌の染色体・プラスミドと、接合・形質転換・形質導入を区別します。
解説
形質導入は、バクテリオファージが細菌DNAを別の細菌へ運ぶ遺伝子伝達です。一般形質導入と特殊形質導入があります。
接合は菌体同士の接触と性線毛を介し、形質転換は環境中の裸DNAを取り込みます。細菌には核膜で囲まれた核がなく、染色体は核様体に存在します。
選択肢の確認
1.染色体は核膜内にある。
誤り。
細菌には核膜で囲まれた核がなく、染色体は核様体に存在します。
2.プラスミドは一本鎖 DNA である。
誤り。
プラスミドは通常、環状の二本鎖DNAです。
3.F プラスミドは薬剤耐性遺伝子である。
誤り。
Fプラスミドは接合・性線毛形成に関与する稔性プラスミドです。薬剤耐性を担う代表はRプラスミドです。
4.R プラスミドは形質転換によって伝達される。
誤り。
Rプラスミドは主に接合などで伝達されます。形質転換と限定する記述は誤りです。
5.形質導入とはバクテリオファージを介した現象である。
正しい。
形質導入はバクテリオファージを介する遺伝子伝達であり、正しいです。
覚えるポイント
- 形質導入はファージ、形質転換は裸DNA、接合は菌体接触です。
- Fプラスミドは接合、Rプラスミドは薬剤耐性です。
- 細菌染色体は核膜内ではなく核様体にあります。