70PM017|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
トレッドミル負荷試験で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
運動負荷試験の禁忌、中止基準、電極配置、運動後観察を理解します。
解説
トレッドミル負荷試験では、運動中の心電図、血圧、症状を連続的に監視します。患者が強い下肢疲労、胸痛、呼吸困難などで中止を希望した場合は、安全を優先して検査を中止します。
未治療の不安定狭心症や急性心筋梗塞などは原則として禁忌です。目標心拍数は年齢から推定した最大心拍数などを基に設定します。運動時には四肢電極を体幹へ移すMason-Likar誘導などを用い、運動終了後も虚血性変化や不整脈が遅れて出現するため回復期まで記録します。
医療安全上のポイント
患者の中止希望は重要な中止基準です。無理に継続しません。
選択肢の確認
1.未治療の不安定狭心症は検査の適応である。
誤り。
未治療の不安定狭心症は運動負荷で虚血や重篤なイベントを誘発するため、適応ではなく禁忌です。
2.目標心拍数を性別、身長と体重から求める。
誤り。
目標心拍数は主に年齢から推定する最大心拍数などを基に求め、性別・身長・体重だけから算出しません。
3.電極は安静 12 誘導心電図と同じ部位に付ける。
誤り。
運動中の体動を減らすため、四肢電極を体幹へ移した誘導を用います。安静時と完全に同じ位置ではありません。
4.患者が下肢の疲労で運動の中止を希望したら中止する。
正しい。
患者が下肢疲労で中止を希望した場合は中止します。安全を優先する正しい対応です。
5.運動中止時、心電図記録を終了する。
誤り。
運動中止後もST変化や不整脈が出現・遷延するため、回復期の心電図記録を継続します。
覚えるポイント
- 不安定狭心症は運動負荷試験の禁忌です。
- 中止希望、胸痛、危険な心電図・血圧変化では中止します。
- 運動後も回復期まで心電図を記録します。