71AM043|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
経口ブドウ糖負荷試験で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
OGTTの適応、前処置、検体、判定時点を整理します。
解説
75 g経口ブドウ糖負荷試験〈OGTT〉は、空腹時血糖だけでは診断が確定しない耐糖能異常や、妊娠糖尿病の診断に用いられます。検査前は通常10時間以上絶食し、検査中は飲食・喫煙・激しい運動を避けます。
血糖判定は原則として静脈血漿グルコースで行います。明らかな糖尿病がすでに診断されている患者では、著明な高血糖を起こすため通常OGTTは行いません。
選択肢の確認
1.検体は血清を用いる。
誤り。
診断基準は静脈血漿グルコースを基本とします。血清では凝固中にも解糖が進み得るため、適切な採血・分離が必要です。
2.妊娠糖尿病の診断に用いられる。
正しい。
妊娠糖尿病の診断では75 g OGTTが用いられます。
3.試験 2 時間前まで飲食が可能である。
誤り。
検査前は通常10時間以上の絶食が必要で、2時間前まで飲食可能という記述は誤りです。
4.糖尿病と診断された患者に実施する。
誤り。
明らかな糖尿病と診断済みの患者には、通常OGTTを行いません。
5.病型診断に負荷後 1 時間値が用いられる。
誤り。
一般の糖尿病型判定では空腹時値と負荷後2時間値が重要です。1時間値は妊娠糖尿病の判定項目には含まれますが、一般的な病型診断の中心ではありません。
覚えるポイント
- OGTTは妊娠糖尿病の診断に用います。
- 検査前は十分な絶食が必要です。
- 明らかな糖尿病患者には通常実施しません。