70PM016|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
標準 12 誘導心電図(別冊No. 3)を別に示す。 考えられるのはどれか。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
電解質異常に特徴的な心電図変化から、低カリウム血症を同定します。
解説
画像は、T波の平低化、ST低下、U波の増高などを示す低カリウム血症の心電図です。低K血症では再分極が遅延し、QTではなくQU間隔が延長して見えることがあります。重症例では心室性不整脈の危険が高まります。
高K血症では尖鋭化したテント状T波、PR延長、P波消失、QRS幅延長へ進行します。Ca異常では主にQT間隔が変化し、高Ca血症で短縮、低Ca血症で延長します。
心電図で見るポイント
T波だけでなく、T波後方のU波とST部分を確認します。
選択肢の確認
1.高 K 血症
誤り。
高K血症では初期にテント状T波がみられ、進行するとP波消失やQRS幅延長を認めます。U波増高とは逆です。
2.高 Ca 血症
誤り。
高Ca血症では主にQT間隔短縮がみられます。本画像のU波増高を説明しません。
3.高 Na 血症
誤り。
高Na血症に特異的な標準12誘導心電図所見はありません。
4.低 K 血症
正しい。
低K血症ではT波平低化、ST低下、U波増高がみられ、画像所見に合致します。
5.低 Ca 血症
誤り。
低Ca血症ではQT間隔延長が代表で、著明なU波増高は低K血症を示唆します。
覚えるポイント
- 低K血症はT波平低化、ST低下、U波増高です。
- 高K血症はテント状T波からQRS幅延長へ進行します。
- 高CaはQT短縮、低CaはQT延長です。