71AM017第71回 臨床検査技師国家試験 過去問

標準 12 誘導心電図(別冊No. 2)を別に示す。 所見はどれか。

71AM017の問題画像
解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

規則的な鋸歯状F波から心房粗動を判定します。

解説

画像では、基線上に連続する**鋸歯状の心房粗動波〈F波〉**が認められます。心房興奮は通常約250〜350回/分で規則的で、房室伝導比に応じてQRSが出現します。これは心房粗動の典型像です。

心房細動では明瞭なP波や規則的F波がなく、RR間隔が絶対性不整となります。心室頻拍は幅広いQRSの頻拍、心室細動は組織化されたQRSを認めない無秩序な波形です。

画像で見るポイント
まずQRS幅とRR規則性を確認し、次にQRS間の基線に鋸歯状波が連続しているかを見ます。

選択肢の確認

1.心房細動
誤り。
心房細動では基線が細かく揺れ、RR間隔は不規則です。画像の規則的な鋸歯状波とは異なります。

2.心房粗動
正しい。
心房粗動では鋸歯状F波が連続し、画像所見に一致します。

3.上室頻拍
誤り。
上室頻拍では通常、規則正しい狭いQRS頻拍を示しますが、典型的な鋸歯状F波は認めません。

4.心室細動
誤り。
心室細動ではQRSを識別できない無秩序な波形となり、直ちに除細動が必要です。

5.心室頻拍
誤り。
心室頻拍では幅広いQRSが連続します。画像の狭いQRSと心房粗動波とは異なります。

覚えるポイント

  • 鋸歯状F波は心房粗動です。
  • 心房細動はP波消失と絶対性不整です。
  • 心房粗動では房室伝導比を確認します。
71AM01671AM018
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)