71AM014|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
ネフローゼ症候群で誤っているのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
ネフローゼ症候群の四徴と、脂質異常の方向を確認します。
解説
ネフローゼ症候群では糸球体から大量の蛋白が漏出し、高度蛋白尿、低アルブミン血症、浮腫、脂質異常症を来します。血漿膠質浸透圧の低下と腎でのNa・水貯留により浮腫が生じ、循環血漿量低下が強ければ乏尿となります。
肝臓でのリポ蛋白合成亢進や異化低下により、総コレステロールやLDLコレステロールは一般に上昇します。したがって「LDLコレステロール低下」が誤りです。
選択肢の確認
1.浮 腫
記述としては正しいです。
低アルブミン血症による膠質浸透圧低下などで全身性浮腫を来します。
2.乏 尿
記述としては正しいです。
重症例では有効循環血漿量低下や腎機能障害により乏尿となることがあります。
3.蛋白尿
記述としては正しいです。
大量蛋白尿が病態の中心です。
4.血清アルブミン低下
記述としては正しいです。
尿中へのアルブミン喪失により血清アルブミンが低下します。
5.LDL‑コレステロール低下
正答。記述としては誤りです。
ネフローゼ症候群ではLDLコレステロールを含む血清脂質は上昇するため、低下という記述が誤りです。
覚えるポイント
- ネフローゼは蛋白尿、低アルブミン血症、浮腫、脂質異常症です。
- LDLコレステロールは低下ではなく上昇します。
- 血栓症と感染症も重要な合併症です。