71AM082|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
免疫電気泳動法で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
免疫電気泳動法の泳動領域、拡散、所要時間、免疫固定法との感度差を理解します。
解説
免疫電気泳動法では、血清蛋白を電気泳動で分離した後、抗血清との二重拡散によって沈降線を形成させます。トランスフェリンはβ領域に泳動されます。
寒天ゲルでは電気浸透の影響を受け、抗原と抗体の拡散・反応には時間を要します。M蛋白の検出感度は免疫固定法の方が高く、微量単クローン性蛋白の確認には免疫固定法が適します。
選択肢の確認
1.電気浸透現象の影響を受けない。
誤り。
寒天ゲルでは電気浸透現象の影響を受けるため、「受けない」は誤りです。
2.分子量が大きいほど拡散速度が速い。
誤り。
分子量が大きいほどゲル内の拡散速度は一般に遅くなります。
3.検査の所要時間はおよそ 2 時間である。
誤り。
電気泳動後に抗原抗体の拡散・沈降線形成を待つため、およそ2時間では完了しません。
4.トランスフェリンは β 領域に泳動される。
正しい。
トランスフェリンはβ領域に泳動されるため正しい記述です。
5.免疫固定法より M 蛋白の検出感度が高い。
誤り。
M蛋白の検出感度は免疫固定法の方が高く、免疫電気泳動法の方が高いという記述は誤りです。
覚えるポイント
- トランスフェリンはβ分画です。
- 免疫電気泳動は泳動後に二重拡散を行います。
- M蛋白検出は免疫固定法の方が高感度です。