71PM087第71回 臨床検査技師国家試験 過去問

我が国で輸血による感染の頻度が最も高いのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

我が国の輸血感染対策後にも残るウインドウ期リスクを比較します。

解説

我が国では献血時問診、血清学的検査、核酸増幅検査〈NAT〉などにより輸血感染症は極めてまれになっています。そのうえで本試験の出題時点において、選択肢中で輸血による感染頻度が最も高いものはHBVです。

HBVは感染初期に検査が陰性となるウインドウ期、低ウイルス量のオカルトHBV感染などが残余リスクに関係します。

選択肢の確認

1.HBV
正しい。
HBVはNAT導入後もウインドウ期やオカルト感染による残余リスクがあり、選択肢中で最も頻度が高いとされます。

2.HCV
誤り。
HCVはNATなどにより輸血感染リスクが大きく低下しています。

3.HIV
誤り。
HIVも高感度スクリーニングとNATにより輸血感染は極めてまれです。

4.HTLV‑1
誤り。
HTLV-1は抗体スクリーニングが行われ、選択肢中でHBVより高頻度ではありません。

5.SARS‑CoV‑2
誤り。
SARS-CoV-2は主に呼吸器感染で、輸血伝播が主要な問題とはされていません。

覚えるポイント

  • 輸血感染の残余リスクではウインドウ期を考えます。
  • 本問の出題時点ではHBVが最も高頻度です。
  • NATはHBV・HCV・HIVの検出に用いられます。
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