72PM024|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
ヘモグロビン酸素解離曲線で正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
ヘモグロビン酸素解離曲線の軸と、右方・左方偏移が組織への酸素受け渡しに与える影響を理解します。
解説
ヘモグロビン酸素解離曲線は、横軸に酸素分圧、縦軸にヘモグロビン酸素飽和度をとるS字状曲線です。右方偏移では同じ酸素分圧でも酸素飽和度が低くなり、ヘモグロビンが酸素を放しやすくなるため、末梢組織への酸素供給が増えます。
右方偏移は体温上昇、二酸化炭素増加、酸性化、2,3-BPG増加で起こります。左方偏移はその逆で、アルカレミア、低体温、低二酸化炭素、胎児ヘモグロビンなどで起こります。
選択肢の確認
1.横軸は時間である。
誤りです。
横軸は時間ではなく酸素分圧〈PO2〉です。
2.縦軸は PaO2 である。
誤りです。
縦軸はPaO2ではなく、ヘモグロビン酸素飽和度です。
3.体温上昇で左方偏移する。
誤りです。
体温上昇は酸素親和性を低下させ、曲線を右方へ偏移させます。
4.アルカレミアで右方偏移する。
誤りです。
アルカレミアはヘモグロビンの酸素親和性を高め、左方偏移を起こします。
5.右方偏移すると末梢組織での酸素放出が増える。
正しいです。
右方偏移ではヘモグロビンが酸素を放しやすくなり、末梢組織での酸素放出が増えます。
覚えるポイント
- 右方偏移は酸素を放しやすい状態です。
- 右方偏移は高体温・高CO2・低pH・高2,3-BPGです。
- 曲線の横軸はPO2、縦軸は酸素飽和度です。