72PM025|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
1 秒率低下を特徴とするのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
1秒率が低下する閉塞性換気障害と、肺活量が低下する拘束性換気障害を区別します。
解説
1秒率は努力性肺活量に対して最初の1秒間に呼出できた量の割合です。慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉では気道狭窄と呼気時の気道虚脱により1秒量が大きく低下し、1秒率が低下します。
肺切除後や間質性肺炎は主に拘束性換気障害で、肺活量が低下しますが1秒率は比較的保たれるか高値となることがあります。閉塞性か拘束性かは、1秒率と%肺活量を組み合わせて判断します。
選択肢の確認
1.肺水腫
誤りです。
肺水腫では肺コンプライアンス低下などを生じますが、持続的な閉塞性換気障害を代表する疾患ではありません。
2.肺切除後
誤りです。
肺切除後は肺容量減少による拘束性換気障害が主体で、1秒率は通常保たれます。
3.間質性肺炎
誤りです。
間質性肺炎は肺が硬くなる拘束性換気障害で、%肺活量が低下します。
4.慢性閉塞性肺疾患
正しいです。
COPDは慢性の気流制限を特徴とし、1秒量が低下して1秒率が低下します。
5.睡眠時無呼吸症候群
誤りです。
睡眠時無呼吸症候群は睡眠中の上気道閉塞や呼吸中枢異常が問題で、日中のスパイロメトリーで1秒率低下を必須としません。
覚えるポイント
- 1秒率低下は閉塞性換気障害です。
- %肺活量低下は拘束性換気障害の指標です。
- COPD・喘息は閉塞性、間質性肺炎・肺切除後は拘束性です。